見出し画像

CASE星人とMaaS星人がせめてきた。 <vol.4 カーボンプライシング>

CO2を出す量を減らすってことが大事だってことは分かったような気がするけど、それって世界中のみんなが「減らさなきゃ!」って思わないといけないよねぇ…
超ー難しくない?

「そうじゃのぅ。おまえさん、突っ込んでくるのー。
じゃあ、ここからはカーボン〇〇シリーズ!
カーボンニュートラル以外の<カーボン>のつく言葉をピックアップしながら、その辺の話をするかのー。」

「まず今回は…<カーボンプライシング>って言葉を知っとるか?」
「知らん」
「即答じゃのぅ…」

「カーボンプライシングの説明の前に、<経済活動>と<外部不経済>って言葉を知っといた方がいいの。
<経済活動>の世界は、モノやサービスをつくったり、売ったり、買ったり、使ったりすることで、儲かったり、楽しかったり、便利だったり。
つまり、自分(たち)のために活動している世界のことじゃ。」

「それに対して<外部不経済>というのは、自分たちの経済活動によって、活動にかかわっていない人たちが悪影響を受けている世界
たとえば、公害なんかがそうじゃの。
自分たちの活動の外側だから、他人事になってしまっとる。
これはいかん!
公害を他人事で済ませてはいかん!」

「そこでじゃ。
いままで<他人事>としてきた世界を「じぶん事化」するために編み出された方法が<カーボンプライシング>。
排出するCO2に値段をつけて、経済活動の<外>だった世界を<自分たちに影響のあることだぞ!>と意識を変えさせて内部に取り込み、ひとつの世界にまとめたのじゃ。

「たくさんCO2を排出したら、たくさんお金も出ていく。排出する量を減らしたら、出ていくお金も減る。これは他人事では済まされんの。
このように環境汚染したことにお金を払わせたり、環境改善活動を促したりと、環境への意識を高める役割を果たしておるのだよ。
こうして、<CO2を出す量を減らさなきゃ>と意識づけしておるということだ。
わかったかの?」

「まぁまぁ分かった。」
「まぁまぁって、なんだ。力作じゃぞ、今回は…。とにかく、次もカーボン○○が続くからの。ちゃんと聞くんだぞ。」
「ねぇ、神様。今回、宇宙人は出てこないの?」
「・・・・・」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?