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大丈夫。ポジティブに考えたら、全てがうまくいくから。

私を作るもの。私を作ってきたもの。それはもうまさしく、「ポジティブすぎる妄想たち」である。

「なんでもうまくいく」という根拠のない自信からくる、極上に幸せな思い込み。

想像と全く異なる結果に着地して落ち込むことが0!ということは...
もちろんないのだけれど、なんだかんだ、妄想通り、うまく回っているなと思うことの方が多い気がする今日この頃。

「いっつもプラスに考えるよね」
「moonさんって本当に前向きだよね」

そんなふうに周りに言ってもらえる所以はきっと、脳内でのポジティブ変換を繰り返して生きてきたから。

「悲しみ」を感じるような出来事が起きたら、「この出来事にはどんな意味があるのだろう」と考える。

例えば、ものすごく大事にしていたボールペンを無くしてしまった時。

自分の管理能力の甘さに失望しつつも、「きっと買い換えどきだという証拠だったんだろうな」と思いを巡らせる。

買い替えのために訪れた本屋さんで目に止まった小説は、のちの自分の指針となる1冊になった。

「怒り」を感じるようなことが出来事が起きても、「この出来事にはどんな意味があるのだろう」と考える。

例えば、イベントに向かうために予約していた飛行機が急に運休になった時。

悲しみに暮れながらも、「きっとこの飛行機には乗らない方がいいというメッセージだったんだろうな」と思い込むことにする。

急遽時間ができたこと訪れたワインBAR。
そこで、自分の人生に大きな影響を与える人物に出会う。


財布を落としても、旅先で遭難しかけても、仕事で大きなミスをしでかしても、対人関係で揉め事が発生したとしても、病気や怪我をしてしまった時でさえ…

その出来事の裏には、必ず何か、ポジティブな何か意味があるはずだ、そう妄想するようにしている。

それらは人生の潤滑油であり、そうしたものたちの「おかげ」で、とびきりの「今」は作られる。

こじつけでもいい。
自分にとってプラスだと思いたい。

だってきっと、人生なんて思い込みで変えられる。

苦しいことしかないと
思っていたら
苦しさを引き寄せてしまいそうだから。

私はドラマの主人公。
ときには、悲しみに暮れ、怒りに震えているシーンがないと盛り上がらない。

「大丈夫。悪いことはこれ以上起きない」
「このシーンがあるから、最終回のハッピー エンドで泣けるんだ!」
そんなふうに自分を奮い立たせていたい。


私が当たり前にしている思考は、スーパーがつくほどポジティブなものであるのかも知れないとは思う。


それでも。

ポジティブに考えたら、全てがうまくいくから。

「思い込み」という名前の愉快な妄想たちに頼りながら、今日も豊かな時間を過ごしていきたいと思うのである。



今年は桜の開花が随分と遅れたようだ。

さぁ、これには果たしてどんな意味があるのだろうか。

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