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【入門編】エッセイとは?初心者向けに解説します。

割引あり

心の奥底から湧き上がる、「自分を表現したい」と思う気持ち。
私は、これを叶える手段こそが、「エッセイを書くこと」だと思っています。

以前、「エッセイの書き方について」徒然なるままに書いたnoteがこちら。
光栄なことに、note公式にてXやInstagramで取り上げてもらえ、私史上初の「905いいね」をいただくことができたのです。


正直かなり驚きました。
「表現したい人」がこんなにもたくさんいるんだなということに。

しかし…実際のところは、エッセイを書きたいけど書けない、書き方がわからない、と二の足を踏んでしまう方も少なくないようです。

実は上記のnoteを読んだ知人や家族も、「エッセイ書いてみる!」と思ってくれたようなのですが、さぁ書き始めようとして「あれ、書けない」「やっぱりよくわからない」と投げ出してしまっていました。

「エッセイ」というものに対してどこか苦手意識があるのか?と感じ、何が難しいのか?と聞いてみると、

「エッセイと日記は何が違う?」
「エッセイを書くうえで、どんな書き方ルールがあるのか?」
「そもそも、誰も読んでくれないのに書くのは…」

などなど…いろんな意見が出てきました。

総じて、『ちゃんと』書かなきゃ、という思いに縛られすぎてしまっているような感じがしたのです。

なんだか英語の文法を気にしてなかなかスピーキングが上達しない日本人、みたいだなと思っちゃいましたが、真面目な私たちはやはり「正しいやり方」をしっかり理解したいという気持ちが少なからずあるのでしょう。

確かに、思い返してみても、義務教育では、エッセイについて国語の授業で少し触れた程度だったような。
大学などで専攻していない限り、エッセイの書き方について習ったことがある方はかなり少ないのではないかと感じました。

ということで…今回は、普段あまり文章を書くことに馴染みのない初心者の方向けに、エッセイとは何なのかを説明しながら、どんなふうに書くことがおすすめなのか、について解説していこうと思います!

(とはいえ、いつものごとく、私の経験に基づく完全オリジナルmoon流ですのでその辺ご了承くださいね!笑)

この記事をオススメする人

・noteを書き始めたけれど、ネタがなくて困っている人
・エッセイを書きたいと思いながらも、なかなか踏み出せない人
・自分で納得のいく文章を書いてみたい人
・著書「世界一シンプルな書き方」を見て、moonに興味を持ってくれた方

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1. エッセイとは何なのか?

a. 枕草子に学ぶ「エッセイの真髄」  

エッセイ、そもそもこれが横文字であるから故にとっつきにくいのかも知れないと思った私。もっとわかりやすく言い換えてみるべく、インターネットでいろいろ調べてみました。

おそらく、一番適切に表現している日本語は、「随筆」かと思います。

(参考までにコトバンク貼っておきます。)

随筆?そう。
清少納言の「枕草子」が、まさにそれ!
日本初の随筆は「春はあけぼの〜」(大河ドラマ、見なきゃ!)です。

ここから考えるに、「心に浮かんだ取り止めのないこと」や「経験したこと」(見たこと・聞いたこと・感じたこと)などを、自由に書いたもの、が随筆=エッセイと言っていいのかなと思います。

「枕草子」を令和を生きる私がエッセイにしたとしたら、多分こんな感じ?笑

春といえば、なんだろうか。
現代っぽくいえば、私は、明け方の空にエモさを感じる。
山と空のきわの部分が、白く、白くなっていく。
だんだんと明るくなっていくその様子に心を奪われる。
ほんのり紫がかった雲が、ゆらゆらとたなびいているところが、なんとも神秘的で。
日常に疲れた私を癒し、ほっとさせてくれる時間。
周りのみんなは「朝活」とかいうけれど、忙しなく生きていたら疲れてしまうから。
何もしないで空を見上げるこの瞬間を、私は忘れずにいたい。
私のペースで、生きていたい。

moon現代版解釈。笑

枕草子の題材は、「美しいと感じたもの」「可愛らしいと感じたもの」などなど。独自の感受性で、自分らしくそれらのことを「をかし」の文学で表現しているようなのです。

他の人とは異なる目の付け所で、自分なりの「美意識」を自由に表現した。
それが「ありきたり」ではなかったからこそ、大きな共感や感動を呼んだのかな、と思います。

と言うことは… まとめると、

・エッセイとは、心にうかんだことを「自由に書く」もの。
・「ありきたりな表現」ではなく、「独自の感覚に基づいて書かれたもの」が、評価されやすい。

といったところでしょうか。

b.moonが思う、 エッセイの魅力とは?

エッセイの一番の魅力。
それは、それを書くこと自体に「解毒作用があること」だと私は思っています。

前章で、評価されるためのエッセイについて枕草子を例に考えてみましたが、もはや、エッセイは評価されるため、見られるために書く必要が全くないと感じています。

そもそも、「誰かに読まれるのが恥ずかしい」とすら感じるような赤裸々な気持ちを、吐き出すのがエッセイではないのかなと。

エッセイを書くとき、私自身は、「これを世の中に出そう」とは微塵も思っていません。
全部書き終えて、「これは流石に個人情報すぎる」と思ったら日記として自分の中にしまっておけばいいとすら思ってます。
「これは流石に恥ずかしい」と思ったら少しそのまま下書きとして眠らせ、後日気が向いた時に、加筆修正をしてもいい。
そのくらい、自由であっていいのです。

ただ、「書きたい気分の時に一旦書き切る」ことで、確実に私の中のたくさんの感情たちはしっかりと浄化されているように思います。

今、今この瞬間に書かないと、今の想いを残すことはできないんです。

今のこの辛い気持ち、悲しい気持ち、しんどい気持ち、嬉しい気持ち、苛立ち、羨望、感激。

それらは、1週間、1ヶ月としたら確実に風化されます。
いい意味でも、悪い意味でも「忘れてしまう」ことになるんですね。
そうなったら、その時の感情の行方はどうなってしまうのか…

どんな形でもいい。
あとから読んで恥ずかしくてもいい。
形に残すことができる手段。それがエッセイであると思います。

ちなみに、私の大好きなエッセイストさんである岸田奈美さん、
また小説家の朝井リョウさん、三浦しをんさん、ジェーン・スーさんのエッセイは、「ここまで書いていいのか?」とすら思ってしまうこともまで、深く深く書かレています。

同じ内容をXで書かれたら、それはそれはいろんな立場の人たちが、揚げ足をとって色々いうかもしれませんが、エッセイの中での表現は自由!

そんな守られた環境の中で、自分らしく紡いでいく。
それが自分を表現するということで、自分の人生を癒すということなのだと思うんです。

2. 何を書けばいい?→あなただけの物語を紡いでほしい。【テーマ一覧あり】

ここからは、エッセイで「何を書いたらいいのか?」について触れていきます!!

a. 「人生」を形成してきたトピックについて書く。(ビッグテーマ)

これは、自分史に近いかもしれません。あなたが生きてきた中で起きた大きな出来事について書いていきましょう。
時間は比較的かかりますが、解毒作用はものすごく大きいといえます。(ただ、辛い気持ちが浄化できていないまま感情に向き合うプロセスは少ししんどくなってしまうかもしれないので、テーマ選びは慎重に。)

これは、「過去の自分」に送るようなイメージで言葉を選ぶと、
同じように悩んでいる人に響きやすいと思います。

例えばこんなテーマ。

<1>人生の「悲しみ」「後悔」「辛い経験」「苦難」「挫折」から学んだこと、または今の状況について

・3浪してまで行った大学に価値を見出せなかった話をします
・好きになった人は好きになってはいけない人だった
・「勤めている会社が突然倒産する」というのは漫画の世界だけかと思っていたのに…
・海外留学で財布もスマホも全て盗まれた私が学んだこと
・過労からうつ病になってしまった時を振り返る

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