見出し画像

【ほぼ週ノーザン】2022年のワインづくり vol.16

明けましておめでとうございます。2022年が始まりました。2020年からコロナ禍に翻弄され守りの一手。規模を縮小して様子見を余儀なくされました。しかし今年はそうゆっくりもしてられない。いままでのやり方が通用しない。このままではジリ貧。試行錯誤ではありますが新しいチャレンジを行いたいと思っています。

BtoBからDtoCへ

今までは酒屋さんへ卸すのがメイン。作ったワインは一般販売店、卸売業者に流通するのが全体の80%以上を占めていました。が、コロナ禍で受注が激減、売り上げが6割7割減と厳しい状況となりました。昨年は状況をなんとかしようとクラウドファンディングをなんと3本もチャレンジしました。結果は良好。一番嬉しかったのはお客さまからの応援メッセージやワインの感想がダイレクトに届くこと。今までにあまりなかった感覚です。今までダイレクトに届くといえばクレーム笑。美味しかったよのメッセージが直接聞けるのは精神衛生上すごくいい笑。年末より再びネットショップ販売に力を入れ始めました。これもレビューという機能でダイレクトに嬉しいメッセージが書き込まれていました。モチベーションがすごく上がります。今後はお客様とダイレクトにコミュニケーションが取れるDtoCにシフトできるようチャレンジを続けたいと思います。

生産規模縮小、高付加価値へ

コロナ禍により人件費や経費を抑えざる負えなくなり、現在は基本、私1人で運営、できないところサポートが欲しいところは外注へといった体制になりました。ブドウ畑も1人で管理が出来る広さまで縮小。4ヘクタール弱あった畑は現在2ヘクタール程度、一部放棄してまで縮小しました。
このままではジリ貧。人を雇う資金はありません。当初の生産計画では自社畑での生産は5ヘクタールくらいまで広げ、パートや従業員を4−5名で回していく予定でした。生産量も2万本以上が目標でした。が、コロナ禍で見通しが怪しくなってしまいました。
今後は、「小さな区画でプレミアムワインを造る」と意識を変えて、2ヘクタール程度またはそれ以下で、極力集中して栽培から瓶詰めまで自社生産のドメーヌものを1万本前後造ることにしました。きちんとプレミアムワインを1万本生産し売り切ることができるように、ここ2−3年は集中したいと思います。コロナや社会情勢が落ち着いたらブドウ原料を購入してメゾンもののワインをもう1万本造る計画です。
まだまだコロナは続くと思いますし、倒産するワイナリーも出てくるでしょう。行き先を失うブドウ原料はこれから出てくると思います。

どうする?空いた畑。

2ヘクタールに集中するとなると、一部畑が空いてきます。0.5ヘクタールくらいでしょうか。いま企画として考えているのは「Vinyard Crew」クラブ員で商品企画、栽培醸造、販売するといったものです。「映画を撮るようにワインづくりをしてみたい。共創するワインを造りたい。」というもの考えてます。よくわからない?まぁまぁまだ企画ですので。笑
ホリエモンがオンラインサロンメンバーで日本酒を造ってるのですが、それとにたようができないか考えてます。

もっと個性あるワインを造りたい

自然派であれば。できるだけ手を加えない、できるだけ自然にと、自分の存在を消し込んでいく表現なのですが、僕はもっと自分の個性を出していきたいと考えてます。既存のスタイルではなく自分自身のスタイル、個性でワイン造りを目指していきたいと思います。

またもや独り言笑のようになってしまいました。ひとり戦略会議みたいですね。笑




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?