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今日の1枚はこれ! ピーター・ゲイブリエル『So』(1986)

ピーター・ゲイブリエルは、イングランド出身のミュージシャン。世界的プログレッシブ・ロック・バンド「ジェネシス」の初代ボーカリスト。ジェネシス時代では、ライブでの奇抜な衣装やメイクなどで注目を集めていた。ぼくは、その時代を知らない。ピーガブは、1975年にジェネシスを脱退、ソロ活動を行う。このアルバムからシングルカットされた「スレッジハンマー」のストップモーションアニメーションを駆使したPVが、MTVで頻回に流れていて、ぼくもとっても好きでした。ぼくにとってのピーター・ゲイブリエルは、そのPVでの陽気なお兄ちゃんという印象。

こアルバム『So』 は、全世界で大ヒット。シングルカットされたそれぞれの曲も、よく売れました。かつて在籍していたジェネシスがフィル・コリンズを迎え、ポップバンドに変貌し全盛期を迎えていた1986年7月26日付のビルボード・シングルチャートで、そのジェネシスの「インヴィジブル・タッチ」を1位から引き摺り下ろして、全米ナンバー1に輝いたという逸話がある。もともとアーティスティックで一部のコアなファンしか受けなかったピーガブだが、まるで「ヒット曲なんて、すぐ作れる」と言わんばかりに見事にアートとポップを融合させてヒットさせた。(イチローが「ホームランならすぐ打てる。ヒットを打ち続けるほうがはるかに難しい」と言っていたのを思い出す)
ピーター・ゲイブリエルのソロアルバムの初期4枚は、それぞれのタイトルがない。すべて『Peter Gabriel』という共通のタイトルだった。しかしさすがにレコード会社から圧力がかかり、初めて『So』というタイトルが付けられたそうだ。その由来は、5枚目のアルバムと言うことで「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」の「ソ」から来ていて、特に意味はないらしい。

それまでワールドミュージックに傾倒していたピーター・ゲイブリエルだったが、一説には自身が主催したフェスがこけてお金が必要だったので、本アルバムではポップ路線に走ったのではないかという話もある。たしかに僕でも聞きやすいアルバムだが、「スレッジハンマー」にも尺八の音色が入っているように、ところどころワールドミュージックの様子が伺えるし、そこはただ単にポップだけというわけではないと思う。

ちなみに、とんねるずの「みなさんのおかげでした。」の「実食!!」のバックで流れる尺八は「スレッジハンマー」のイントロ部分で流れる尺八の音色です。

日本だけ“ガブリエル”と発音し表記しているが、実際の発音は“ゲイブリエル”が近く、日本語での表記は、雑誌などで違い2種類あります。



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