出産は人生の大きなイベントのひとつで、自分らしい出産をしたいと考えている人もいるでしょう。
ママはもちろんご家族の理想のお産を叶えるために「バースプラン」を書くことをおすすめします。

「バースプランって？」
「どんなことを書けばいいの？」

という人のために、バースプランについて詳しくご紹介します！

1.バースプランって？

ここ数年注目されている「バースプラン」。
バースプランとは、どんなお産にしたいのかをピックアップし、理想を叶えるお産の計画のことをいいます。
家族の思いを産院と共有することで、満足の行くお産に近づけることができます。

理想を書きだすことで、
・希望や不安が自分でも把握できる
・医師や助産師に思いを伝えられる
・相談するきっかけになる
・家族とのコミュニケーションになる
などのメリットがあります。

2.どんなことを書いたらいいの？

「バースプランにどんなことを書けばいいかわからない」と迷っている人もいるかもしれませんね。
とくに初めてのお産だと「自分の理想といわれてもピンとこない……」という人もいるでしょう。
ここではバースプランの一例をご紹介します。

出産のスタイル

まずはどんなかたちの出産を希望しているか、具体的にイメージしてみましょう。

・普通分娩
・計画分娩
・無痛分娩
・フリースタイル分娩
・帝王切開

などがありますが、産院によっては自然の流れに沿って行う普通分娩のみの取り扱いのこともあります。
とくに水中や布団の上でおこなうフリースタイル分娩に関しては、取り扱う産院が限られているので注意が必要です。

立ち合い出産の希望

立ち合い出産の希望についても記載しておきましょう。
夫の立ち合いはもちろん、実母の立ち合いに了承するか、義母が来た場合はどう対応してほしいかなど、OK案以外にNG案も記載しておくと分娩時のトラブルを防げます。

また、上のお子さんがいる場合も、お子さんに立ち会ってほしいか家族で話し合ってみるといいでしょう。
ただし、立ち合いに関しては産院によってルールが異なるため、事前に産院に確認しておくと良いですね。

陣痛中の過ごし方

陣痛が進むと気持ちに余裕がなくなり、やってほしいことをうまく伝えられないかもしれません。
そのために、パートナーや助産師にしてほしいことを書いておきましょう。

・腰をさすってほしい
・お尻を押してほしい
・仰いでほしい
・陣痛中も動き回りたい
・楽な姿勢を教えてほしい

とはいえ、いざ陣痛がくると、してほしいと思ったことをしてほしくないと思うこともあります。
いろいろなケースがあることを、パートナーと話し合っておくと良いですね。

分娩中・分娩後の過ごし方

赤ちゃんが生まれてくる瞬間は、たった1度きりの大切なときです。

・分娩の動画を残したい
・産後すぐにカンガルーケアをしたい
・パパにもカンガルーケアをしてもらいたい
・写真撮影をしたい

などの希望がある場合は、バースプランに書いておきましょう。

入院中にしたいこと

多くの産院では、入院のお部屋を個室と大部屋から選べるので、希望を記載しておきましょう。

・母子同室が良い
・夜間は預かってほしい
・沐浴するときは毎回呼んでほしい
・母乳に関することを学びたい

など、入院中にしたいこと・してほしいことを書いておくと安心です。

3.先輩ママはどんなバースプランを書いてるの？

先輩ママはどんなバースプランを書いているのか、気になるところですよね。
バースプランは100人のママがいれば100通り。
同じバースプランができることはありません。

一例としては、
・できるだけ楽な姿勢を試したい
・夫の立ち合いは陣痛室までにしてほしい
・痛みを和らげるマッサージをしてほしい
・お産がどう進んでいるかその都度説明して欲しい
・助産師さんにできるだけ側にいて欲しい
・胎盤を見たい
・会陰切開をしたくない
・夫にへその緒を切ってほしい
・母乳育児をしたい
などが挙げられます。

4.希望以外のことも書いてOK

バースプランには、やりたいこと以外を記載してもOK。
たとえば「家族以外の面会を断ってほしい」というように、してほしくないことも記載しておきましょう。

また、
・痛みに弱いから陣痛が怖い
・お産に対する不安感が強い
・産後のイメージがつかない
・何を準備していいかわからない
といった不安な気持ちや疑問などを書いても問題ありません。
バースプランは、ママと家族、そして産院を結ぶためのツールと考えると良いかもしれませんね。

5.パパや家族とも話し合うきっかに

バースプランはママひとりで書くのではなく、パパや家族と相談しながら書くのがおすすめ。
みんなでお産について共有することで、もっとお産を身近にそして前向きにとらえられるはずです。

ママはこれがしたかったのにパパは本当はしたくなかった……なんてことを知るきっかけにもなるでしょう。
「こんなこともできるんだって！」と、バースプランを話し合うきっかけにしてみてくださいね。

6.まとめ

バースプランは、理想のお産を叶えるための大切なツールです。
これを書かなければいけないという決まりもないので、理想のお産について具体的に書いてみてくださいね。

バースプランは産院が用意してくれるものもあれば、自身で用意して産院にお願いするケースもあります。
バースプランについて事前に確認しておくと安心ですね。

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