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パティシエ→イタリアン

とある田舎の小さなお店の大きな店主

全国展開している大きな会社のイタリアンのお店。店長候補の社員募集。洋菓子店でしか働いた経験のない自分はたぶん落ちるだろう。そんな気持ちで受けた面接はその場で即採用。なぜ?
仕事への意欲はあり、いざ新天地で!!と意気込み、研修期間を開始。
レストランなめてました。
他のお店がどうかわかりませんが自分にとっては地獄の毎日でした。ぎゅうぎゅうに詰められたオペレーション。できるできないでなく出来ないは許されない。もちろん常にお客様に提供するものを作るのだから変なものは出せない。でも何も経験のない人間に入社2週間でランチ時間のピザを1人で焼かせるのはどうかと思う。
気合いと根性でピザはなんとかランチを1人でできるようになった!その次の日に「次はパスタ覚えてもらうから」
その後のことは全くと言っていいほど覚えていない。次に記憶があるのは知らない天井だった。
出勤してすぐ倒れたらしい。救急車で搬送され色々な検査を受けたが特に体に異常はなかった。実家から駆けつけてくれた両親には心配をかけた。いくつになっても世話のかかる息子である。
体に異常はないといったが、それは病気でないというだけで、実は1か月で80キロほどあった体重が70キロまで落ちてた。お医者さんに伝えると「そりゃ倒れるよ」と苦笑いされた。

その後2、3日安静にし、職場へ退職を伝えに向かった。


次回、パティシエストーリーは突然に

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