大きな店主

とある田舎で小さな菓子屋を営んでいます。 会社勤に嫌気がさし、貯金0で融資を受けはじめ…

大きな店主

とある田舎で小さな菓子屋を営んでいます。 会社勤に嫌気がさし、貯金0で融資を受けはじめました。 コンサルなんて偉そうなことは言えませんのであくまでこれまでの経験や今現在進行形での経験を綴ります。

最近の記事

パティシエ→イタリアン

とある田舎の小さなお店の大きな店主 全国展開している大きな会社のイタリアンのお店。店長候補の社員募集。洋菓子店でしか働いた経験のない自分はたぶん落ちるだろう。そんな気持ちで受けた面接はその場で即採用。なぜ? 仕事への意欲はあり、いざ新天地で!!と意気込み、研修期間を開始。 レストランなめてました。 他のお店がどうかわかりませんが自分にとっては地獄の毎日でした。ぎゅうぎゅうに詰められたオペレーション。できるできないでなく出来ないは許されない。もちろん常にお客様に提供するものを

    • 失業保険で生きていけるかも

      とある田舎の小さなお店の大きな店主 勤め先の会社が倒産した。 店長の自分に知らされたのは倒産10日前。  「まだ他の人には言わないで」 え、マジ?会社ってそんな感じ? 20代半ばの自分にはよくわからないまま時間だけが過ぎてく。 建物を開け渡すため不要品を持ってゴミ処理場と店を往復。唯一良かったのは製菓道具をいろいろと引き取れたこと。型やホイッパーなどそのままお店を始められそうなほど。 無責任な大人たちは口々に「そのまま店始めちゃいなよ!大丈夫やっていけるよ!」と。 そんな

      • お仕事なにされてるんですか?パティシエしてましたが、今はお休み中です

        とある田舎の小さなお店の大きな店主 会社を辞めてしばらくは体調の回復に努める。早く仕事を探さなきゃ、でも働くのが怖い。親に養ってもらいながら毎日ただ生きてるだけの日々が続く。 友人が飲みに誘ってくれる。せっかくなので参加させてもらう。働いてない後ろめたさは常にある。そこでいつもの質問「仕事なにされてるんですか?」「パティシエしてたんだけど今は休んでます」 精一杯の強がり。 毎週眺めるだけの求人情報誌。 やっぱり目が行くのは菓子製造。 退職して半年。ようやく重い腰をあげて

        • 激動の社会人生活〜辞める理由一位は人間関係〜

          とある田舎の小さなお店の大きな店主 初めての会社、初めての洋菓子店。 待っていたのは理不尽だった。 朝早くから夜遅くまで。大体のことは修行の二文字で片付けられる。 初任給は11万ちょっと。 1人暮らしにはかなり厳しい。さらに先輩からは昇給は期待するなと。未来の希望までも否定される。ちなみに月の休みは4から6日ほど。 そんな暮らしが2年ほど続いた。 よく続いたほうだと思いたい。8人いた同期は3人になっていた。突然起きたくだらない人間関係のもつれ。今考えてもなにもかもどうか

        パティシエ→イタリアン

          パティシエですと言いたくて

          とある田舎の小さなお店の大きな店主 とある田舎のさらに田舎から調理師を目指して専門学校に入学。 母から「これから福祉関係は職に困らないでしょ」と言われ、調理福祉コースを選択。 在学中、もともとお菓子作りが趣味だったこともあり卒業前最後の研修を「ケーキ屋に行きたい!」と担任にお願いし市内の有名店へ研修にいかせてもらった。 季節は冬。研修生といえども初めてのケーキ屋のクリスマス。もうね、ただ疲れた記憶しかない。こんなに厳しい世界なんだなと実感。 でも不思議と仕事は嫌じゃない。や

          パティシエですと言いたくて