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③ 2017/7/20 「こい」

風呂掃除をしながら、ドリカムの『すき』を口ずさんでは、空っぽなハートにまいったをする日々。
けれど、彼のことが気になって仕方なくて、友達申請のあったFacebookを、夜中まで眺めていた。
過去の書き込みで、離婚していることがわかった。

離婚について、だいぶ後になって彼自身から話してくれたことがあります。
この時は、そんな日が来るとはわからなかったです。
罪悪感は、少しずつ薄れていっていました。なぜだろうか、人間てそういうものでしょうか。
彼と会うとき、喜びと恐怖でした。
自分の気持ちを悟られまいと、必死でカラッとしたキャラを演じていたような気がします。
はいよー、大丈夫ですよー、考えときますねー、みたいに。

彼と故障車を挟んでのやりとりが続く。
読み返すと、異様に明るく、何にも考えてないみたいな文面。
気持ちを、必死で隠そうとしていた。

失恋という言葉が浮かぶ。
いや、そもそも恋を、してはいけないんだろうか、しようとしているのか、と、頭の中でからまりながら、必死で生き残ろうとする何かが芽吹く。

「恋」と、どうしても書けなくて、「こい」と書いた。

振り払っても消えない想いがあるんだとわかった。
だから、せめて、その気持ちは認めることにした。
私は、彼に、恋をしていた

恋をしたと認めたら、何かが変わりました。
ベクトルが一気に彼に向かいました。
私は、この時、この恋のために変わろうと決めたのだと思います。

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