じょんよん

FeelでSpecialなFake&True

こんばんは…めちゃくちゃお久しぶりです。

10月がもう終わりそうなころ、滑り込みのnoteを書こうと思いました。

毎日投稿することを目標に掲げていた夏だったけど、なんとなく書かなくなったり…めちゃくちゃ飽き性で続かない性格の自分にはなかなか辟易しますが、いつも何か言葉に残しておきたいなと思うものがぽつぽつとあり、忘れてしまってもいいようにまた書き残してみようと思います。

今回はK-popアイドル『twice』の新曲2つについてめちゃくちゃ心を打たれて且つエンパワメント(というのでしょうか…)された気がして一人脳内ハッピーになっていたので、この曲たちについての熱い想い(独りよがり)を語っておきたいと思います。

まず私自身がうんざりしている自分の性格を前置きに…

私はかなり飽き性であることと、熱する火が突然着火し激しく燃え上がることを繰り返して生きている節があります。それは夏に宣言した毎日noteを更新するぞ!と決めた時、1日に何本もnoteを書き溜めて予約投稿していましたが、途端に飽きて放置するなど。そして物事にハマる時もすごく簡単に着火して一気に深く掘り下げて次第にふっと消えていくようなやり方しかできない(よう)で…そんな自分にとてもコンプレックスを感じてしまいます。だから何かをコツコツ…とか、推しを何十年と…みたいなことができなかったりする。悪く言えばミーハーとかにわかとかそういう感じだと思う。書いていて吐きそうです。そんなわたしがまたにわかにいいな…とグッと心を掴まれてしまったこの2曲についてちょっと…うん、行きます。

わたしとtwiceの関係

ここはめちゃくちゃ浅くて、学生の頃からの親友がいつしかドはまりしていたK-pop界の韓国・台湾・日本の多国籍なメンバーで構成されているヨジャ(ガールズ)グループ…色々話を聞かされたりプレゼンをされて「あ~twiceね、」くらいに知っていたグループです。JYPという事務所が開催した「SIXTEEN」というオーディションを勝ち抜いてきた子たちらしいので、きっと相当に努力を重ねてきたことでしょう。

私は親友から9人のメンバーの名前を覚えるように定期的にテストをされたりしていて、韓国の名前ってなんだか似ている発音や雰囲気の名前が多く、親しいグループでもなかったので顔と名前がまったく一致しなくて(しかも親しくない人物たちの顔がどうしても同じに見えてしまう法則が働き)、9人分の名前をなかなか覚えられなかった…。だけど仕事で理不尽に傷ついた時や怒りが収まらない時は、twiceの名前当てテストをすると(頭が混乱することにより)怒りや悲しみが緩和したりしていました。一体どんな関係性だろう。あの時は、本当にありがとうございました。

親戚の子たちのような感覚で

結局親友が推しているグルということで、なんだかやっぱり親戚の子みたいな親近感はどこかにあって(名前と顔はまだ完全に一致していない)、ニュースのトピックスにあがったり、Kpop界隈で誰かが呟くと「お、twiceじゃん」程度にふんわりと眺めていました。

でもなんだかやっぱり目に入ってくるのは辛かったり悲しいものがなぜか多く、日本人メンバーのサナちゃんという子がinstagramで令和のお祝いの投稿をしたら『どこの国で稼がせてもらってると思ってんだ』とぶっ叩かれていたり、ミナちゃん(これも日本人メンバー)がワールドツアーに不安障害のために休養に入ることがニュースになっていたりして、なんとも言えない悲しさとか『はあ…ざけんなよ…』みたいな気分にさせられたりしていました。その都度友達にも連絡を取って一緒に心配したり、悲しんだり怒ったりしてきた。私はグループの事情とか情勢とか全然何も知らないんだけど…。だけど色んなネットに上がっている動画を見ると、ペン(ファンの意)がアイドルを支えようと声を掛けているところとか一致団結してサポートしようとする姿をたびたび見かけて、勝手に自分が当事者みたいな気持ちにもなってなぜか色んな感情でいっぱいになり大ダメージを食らっていました。


Feel Special

そんななか、twiceが本国で9/23カムバックした。

なんかあんまり把握してないけど、曲をひっさげてやってくることを『カムバ(come back)』というらしく(かっこいい)、twiceペンではない界隈の人たちもこのFeel SpecialのMVと歌詞にとてもザワついて盛り上がっていて、なんだか私も気になって初めてYouTubeにMVを観に行った。

結果=死にました。

まず、休養に入っていたミナがMVに病める心身を連れて頑張って参加していること、メンバーが取り囲んで守っているような陣形(陣形?)に何とも言えない思いがあふれて泣きました(1回目)。リンク先のサムネの中央がミナです。そして韓国語の歌詞なのですが、MVには日本語字幕がついていて、それがまた泣かせてきます。(2回目)


”誰かの存在がまた誰かを特別にしている”


それはアイドルのキラキラ感や一生懸命さに励まされている私たちだけのことを限定して指さず、アイドルにとってのペンの存在、アイドル同士の仲間の絆、アイドルをやっている自分の姿に励まされる自分、いろんな特別な場面を感じる自分の姿が表現されていました。

この世界ではオープニングからエンディングまでずっと雨が降っていて、そんな中メンバーが傘を持ってメンバーを迎えに行くシーンがあります。アイドルには華やかできらきらしているイメージばかりが先行するけど、自分たちと同じように暗くて寒く雨が降り続いている日々だってある…そう言っているの…?。そんな感じのMVが私の拡大解釈を暴走させていきました。

このFeel Specialの歌詞の中で『I feel special』という魔法の言葉が数えること9回あります。これはtwiceのメンバーの人数9人分、9人が9人とも自分を特別に感じさせてくれる何かがあることを確信させるように歌っているようで泣きました。(3回目)そしてあふれる熱い想いを親友宛の手紙に書き殴って引かれます。自分からすると引かれるという行為は”褒め、感心”にも近い感情なので何も気にしない事にします。


何でもない存在のようでも、いなくなっても分からない人のようでも、私を呼ぶあなたの声で、I feel loved,Ifeel so special.

一番好きな一節です。

余談ですが、ルッキズムを変な風にこじらせている自分は、今までKpopアイドルに期待するのは抜群の顔面とスタイル、一糸乱れないパフォーマンスを魅せて自分を虜にして欲しいといったものがメインでした。そういう行為が自分をつらくさせている一因だったりもしていることが分かっていて、これをどうにか克服したいとずっと考えていました。そんな自分が歌詞、言葉の力にぐっと心を揺さぶられたのが初めてで、すごくすごく新鮮だったんです…。



Fake&True

そして間髪入れずにやってきた日本語でのカムバ曲、Fake&True。

これを見た時には正直『2019年のうちに”Feel Special”に敵うもんはない、残念だけど。』と聞き流していましたが、そのあときちんと歌詞も含めてMVを観たところ、エライなことがおこっていることに気が付きます。

Feel SpecialとFake&Trueは対の曲になっているじゃあないですか

まず、先述したようなFeel Special崇拝者的感想になってしまったのはKpopというジャンルはKpopだからという魅力があって、日本語の歌詞を割り当てるとその曲たちはそこはかとないダサさを醸し出しているような気がしてしまう自分がいるからでした。母音と子音の結びつきが強い日本語が絶妙に歌に合っていないんじゃないかと思う事がよくあって、『う~ん』と眉間にしわをよせることもあったけど、Fake&Trueは聞いていくうちにドつぼにはまってしまいます。

それは歌詞の言葉の1つ1つが強くて、日本語がなぜかぴったり合う(気がしてくる)。そしてたちまち歌詞の威力に『うわあ!!!』と大打撃を受けるからです。


”満たされたフリをしないで”

”強がりも羨むことも必要な事なの”

”限界を決めつけない"

"私たちもっと自由なまま輝ける”


世間はよく「ありのまま、そのままで」などを強調するのがトレンドのようですが、私自身も確かにその言葉に救われたり、無理しなくていいんだって気持ちにさせられてきたけど、どこかくすぶっていたことがあったのも事実でした。『もっとあの人みたいになりたい』『どうして自分は…もっとできるはずなのに…』とふつふつしてしまったり。もう今年ずっとこれで本当に辛かった。

だけどこのFake&Trueという曲はそういう気持ちがあってもいいんだよ、というメッセージを伝えてくれるとともに『諦めるよりも、手を伸ばせ!どっちがいいかなんてもう、分かっているでしょう?』と人間の薄汚い潜在的な欲求に訴えかけて挑発的に励ましてくれる。そういう気持ちをもっていてもいいんだよ、と。

Feel Specialで最大の盾を作って自分たちを守ったtwiceが、はいここからはもう誰が何を言おうと容赦なく行きますよ。と強く立ち上がっているように思えて、なんだかめちゃくちゃ泣けました。あなたたちのそんな姿を心から応援してます。

そういうことを立て続けに親友に手紙送り付けて、再度引かれました。個人的に一番引かれたかなと思うポイントをここにも記しておこうと思います。

F&Tではなんだかカッコイイ電子音が響いてるやん、そこのさ大サビ前に『ドゥンドゥンカッカドゥドゥドゥンカッカドゥン!』というリズムの刻みがあるやん、そこがやばいんだよね~~~~~~~~~~!!!!

という文章です。狂気を感じる。


夢見がちでも 叶えば ホント

ここからはまったく違う話になりますが、夢は諦めなければ叶うみたいなちょっと安めの言葉は実は理にかなっているなと思います、達成すれば叶ったことになるので…。だから小さいことでも大きいことでも言い続けたらいいなと思ったし、手を伸ばして100じゃなくても30でもなにか手に入れられたとしたら、それって手を伸ばした価値があるのかな~と。

理想と現実って天と地と雲泥の差があるけど、こういうことを身をもって表現してくれる人たちがいたら、こんなに励まされるんだと体感しました。おかげさまですこしの時間も経たないうちにtwice全員の顔と名前は一致したのです。もうテストも卒業。

――そしてなんと、ドラマはずっと続いていきます。ワールドツアーを療養に充てていたミナは10/20のtwiceデビュー記念イベント『once halloween』(onceとはtwiceのことを推すオタクたちを指す)に姿を現し、メンバーそれぞれがハロウィンの名のもと様々な仮装をするなか”自分自身”の仮装で登場するミナ、その後日本公演にも出演してくれていることを友達から聞き、最後まで私は泣くのでした。体はむりしないでね、という気持ちでいっぱい。

表立って自己実現したり自己表現をすることって必ずしもこの世に存在する全員に認められるわけじゃないじゃないですか、でも、勇気をもってそれを成し遂げていく人、全員本当に素敵です。心から尊敬する。そこにはどんだけの勇気とか根性含む強さとかが必要なんだろうと思います、自分の弱さを受け止めた上での何かに向かっていく姿はどんなものにも汚されたり壊されることがないとずっと信じたい。

10/14は元F(x)ソルリの命日になってしまいました…。少しでも自由にありのままを体現している人たちが息が苦しくない世界になるように祈りたいし、自分もいらないしがらみに率先して縛られる側にならないようにして意思表明したいなと思う日々でした。みんなで楽しく生きて、楽しく歳をとろう。

私が同性のアイドルに心を初めてうたれて励まされた記念に。

ありがとうございました。


じょんよん

親友の推しの”ジョンヨン”さん。私の推しでもあります。(結果推しができてしまう定期)でも何だかんだいってハコになってしまうのでした。

好きな映画で『音楽には足がない』と言っているシーンがあって、本当にそうだと思った。この音楽を聴くと、自然に力が湧いてくる。優しくなって、強くもなれて、どこまでも歩いて、走っていけ!と思うから。


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