2020.09.15 「真っ白な世界の中で」


6時半起床。
めずらしく家で寝たため、朝から整骨院へ向かう。
いろんな締め切りがだんだん迫ってきたなぁと思いながら、メールの返信をする。

夕方、Ho氏の研究室へ行った。学会無事終わりました報告だ。
最近はHo氏の研究室にもO氏の研究室と同じテンションで行けるようになった。
Ho氏は話していてラクだ。
こういう人が近くにいないときっと私は死ぬ。

例えば、昼も夜も朝も前も後ろもない真っ白な死の世界に、私が倒れていたとする。
きっとO氏なら向こうの方からのそのそ歩いてきて「フフッ、そんなところでなにしてるの?」と、本気で何をしているのかわからなくて、すこしおもしろがって声をかけるだろう。「うーん別に。」と私は答える。「そっかぁ。」と言い、30秒くらい景色の一部として私を見て、「今からどうするの?」と言うだろう。「何もしない。」と答えると「そっかぁ…。ふーん。」とうなずきながら15秒くらいたったら、「じゃあまたね。」と言ってこその場を去ると思う。他人のことをどうでもいいと思いながらも、個人を尊重する人なのできっとこういう対応だと思う。

Ha氏だったらどうかな。倒れてる人を発見したので、小走りでやってきて、それが私だったので「え、どうしたの?なにしてるの?大丈夫?」と言いながら、生死の確認をしそう。(もともと死の世界なんだけどそういうのは関係なく…。)
なんにも答えなかったら周りに助けてくれそうな人がいないか確認して、また「大丈夫?」と声をかけてきそう。Ha氏はこちらが「大丈夫」とか「平気です」とか言うまで何らかの手を使って生存確認をする気がする。例え「大丈夫」「平気です」と言っても、生きることを前提に話を進めてきそうだ。人としては至極全うで正しいのだと思う。立派な人だなと。でも違うのだ。この場合そういうのは求めていない。

梅田さんだったらどうかな。
うーん、まずそもそも倒れさせないんだろな。こんなこと言ったら本末転倒だけど、うん、倒れる状況をつくらなさそう。そんな気がする。仮にもし倒れてたら、倒れている人の本人の意思関係なく看病しそう。おいしいご飯をつくって食べさせてくれそう。温かくて健康的なたまごがゆとか出してくれそうだ。いいな。こういう人に私はなりたい。

Ho氏なら。想像できるのが2パターンあって...。1つ目は、一緒に横で倒れてそう。そして何の悪気もなく倒れてる私に助けを求めてきそう。「倒れちゃったんだけど起こしてくんね?」とか言ってきそう。「ははは、何を言ってるんですか、この状況考えてくださいよー。」とか言い返して「いやー、だって岡村さんが先に立ち上がって僕に手を貸してくれたらいいじゃない?へへ。」とか平気で言ってきそう。
2つ目は、真っ白な世界で私が目を覚ますと、もうすでに横にいてビスケットをぽりぽり食べていそうだ。で、私が目を覚ましたことに気が付き、5秒くらいしたら、さもどうでもよさそうにクッキーを半分わけてくれそう。無言で。私は仕方なく受け取って、一口サイズのビスケットを口に運ぶ。そしてまた眠る。次に目を覚ました時にはもういない。もしくは目を覚まさない。

だと思うな。どれが正しいとかはないのだけど、みんなこんなイメージだ。
それぞれ個性があって面白い。

全然死ぬつもりはないけど、死についてはわりと楽観的なので、いつそうなってもおかしくないなと。

妄想するだけはタダだし。面白かったな。

またやろう。

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