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『インシディアス』シリーズをもう一回全部観た。

最新作『インシディアス 赤い扉』が10月11日に配信されることに合わせ、『インシディアス』の記事を書くお仕事をいただく。せっかくだからともう一度全部観る

2日かかってしまい、若干締め切りをブッチしてしまったが、改めて思ったのは『死霊館』シリーズより好きだなと。なんといっても風呂敷が小さいのがいい。悪霊に付け狙われる家族と老霊能者、そしてゴーストハンター2人のドタバタジャンプスケア映画。手放しでは喜べない結末。なんとも毒々しいシリーズだ。

デッド・サイレンスで大コケしたジェームズ・ワンとリー・ワネルが起死回生の激シブジャンプスケアホラーに挑んだのが、一作目『インシディアス』だとオレは考えている。本作のヒットを受け、気を良くしたジェームズ・ワンは『死霊館』シリーズへとなだれ込んでいくが、脚本マニアのリー・ワネルは『死霊館』に関わることなく、『インシディアス』のキャラクタの掘り下げに勤しむことになる。

シリーズそのものは二作目で完結しているため、三作目以降は前日譚となるが、一作目の設定をトコトン追い込んでいく作風は、回を重ねるごとにシリーズ全体を深掘りすることになり、観れば観るほど味わい深くなっていくのだ。

いっきに観ても、飽きることなくゴリゴリと見続けられたのだから、どれも面白い作品なのだ。『死霊館』はちょっと重厚すぎて眠くなってしまうが、『インシディアス』はそうならない。やっぱりリー・ワネルの脚本がいいんだろうなあ。



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