見出し画像

人生で最も優先すべき4つの財産

人の財産と聞いて、どんなものを思い浮かべますか?お金や家や車などの物質的なものでしょうか?それとも、名声や地位や権力などの社会的なものでしょうか?


もちろん、これらのものは人の財産の一部ですが、それだけではありません。人には、もっと大切で、もっと豊かな財産があります。


それは、健康資産・人間的資産・評価的資産・所有物資産の4つです。


この4つの財産は、それぞれに価値があり、それぞれに重要ですが、その中でも、最も尊いのは健康資産であり、次に人間的資産評価的資産所有物資産の順になります。この順序は、人の幸せや満足度に直結するからです。では、それぞれの財産について、詳しく見ていきましょう。

健康資産とは

健康資産とは、その名の通り、健康であることです。健康であるということは、身体的にも精神的にも病気や障害がなく、自由に活動できるということです。健康であることは、人生を楽しく生きるための基本条件です。健康がなければ、どんなにお金や名声や権力を持っていても、それを享受することができません。


逆に言えば、健康であれば、お金や名声や権力がなくても、それなりに幸せに生きることができます。例えば、病気の王様よりも、乞食の健康な青年の方が、ある意味では比べようの無いほど資産を持っていると言えるでしょう。健康は、全ての財産の上にあって、何より大事な財産です。

しかし、健康は、当たり前のものではありません。健康は、日々の生活習慣や環境や遺伝などによって、変化したり、失われたりするものです。だからこそ、健康を保つためには、努力が必要です。健康を保つためには、適度な運動や栄養バランスの良い食事や十分な睡眠やストレスの解消などが大切です。


しかし、これらのことをやりすぎたり、やり方を間違えたりすると、かえって健康を損なうことになります。特に現代人は、心臓を酷使するジョギングなどのスポーツを健康のためにやるものの、一方で心臓は消耗品なので、健康のために消耗品を痛めつける脳卒中や脳梗塞などを誘発します。なので、間違った健康習慣もたくさんあります。健康を保つためには、自分の身体や心の状態をよく観察し、適切な方法を選ぶことが必要です。

人間的資産とは


人間的資産とは、人間性がいかに尊いか、どれだけ豊かであるかということです。もう少し具体的に言うと、人格、人徳、性質など、その人の根本、素の自分の価値がどれほど高いかということです。人間的資産は、お金や物では買えない、自分自身で培っていくものです。人間的資産が高い人は、自分の天命として、生まれたときよりもより美しい魂で還すという考え方を持っています。人間力を高める修養の考え方です。生まれてきたときより健全であり、人格を向上させることを天命としています。

人間的資産の中でも、特に重要なのは、人徳です。人徳とは、人間が自然本来に持つ性質です。徳が高い人は、人徳が高い人です。人徳が高い人は、以下の5つの人徳を持っています。

  • 優しい:見かけの優しさではなく、見返りを求めない優しさ、仏教では慈愛と言います。他人の苦しみや悲しみに共感し、助けたり慰めたりすることができます。自分の利益や欲望よりも、他人の幸せや平和を優先します。

  • 調和の心:コミュニケーションにおいても円滑に誰とでもうまくやれる心です。自分の意見や感情を押し付けず、相手の立場や考え方を尊重します。争いや対立を避け、協力や協調を求めます。和をもって尊しとします。

  • 正義の人:人として正しい道を実践できる人です。人に後ろ指を指されない、お天道様に見られても恥ずかしくない人です。良心に従い、正直で公正で誠実です。悪に屈せず、善に励みます。義をもって貫きます。

  • 知恵のある人:知恵と知識は違います。知識は単に知っているという雑学です。知恵とは、自分の生きた上で獲得した物事を解決する力です。過去の経験から痛い目にあったなら、同じことをしないということです。生きた学問が知恵であるとすれば、観念の遊戯が知識です。知恵のある人は、自分の強みや弱みを知り、自分の能力や環境に合わせて、最善の選択をします。知恵のある人は、自分だけでなく、他人や社会にも貢献できます。智をもって導きます。

    • 真実に生きる人:言ったことや約束したことは必ず守ります。自分の思いや感情を正直に表現します。嘘やごまかしや隠し事をしません。真をもって語ります。

この5つの人徳を持つ人は、人間的資産が高い人と言えます。人徳が高い人は、自分の内面に光を持っています。その光は、周りの人にも影響を与え、人間関係や社会にも良い影響を及ぼします。人徳が高い人は、自分の幸せだけでなく、他人の幸せや世界の平和も願います。人徳が高い人は、自分の存在そのものが価値があると言えます。

人間的資産のもう一つの要素は、性質です。性質とは、先天的で宿命的な生まれ持った性質です。米は米、麦は麦、変えられないものです。性質は、人の個性や特徴や才能を決めるものです。


性質は、良いものも悪いものもあります。性質は、受け入れるしかないので、長所を伸ばすしかありません。性質を伸ばすためには、自分の性質を知り、それに合った生き方や仕事や趣味を選ぶことが大切です。


性質を伸ばすためには、自分の性質を尊重し、それを活かすことができる環境や人と出会うことが必要です。性質を伸ばすためには、自分の性質を認め、それを愛することが必要です。

人間的資産のもう一つの要素は、人格です。人格とは、社会の中で身につけていくコミュニケーション的資産です。人との関わり合いがどれだけ上手いか、コミュニケーション能力でもあります。人格は、先天的ではなく、後天的に発達していくものです。子供から大人への過程で磨かれていくものです。社会とどう折り合いをつけていくかというものです。


人間とは社会全体に属しているので、全体を無視することはできません。人格を高めるためには、社会のルールやマナーを守り、他人に迷惑をかけないことが大切です。人格を高めるためには、社会の一員として、責任や義務を果たし、貢献することが大切です。人格を高めるためには、社会の中で、自分の役割や目的を見つけ、それに応えることが大切です。

この先天的な性質と後天的な人格が合わさって、性格になります。性格とは、人の行動や思考や感情の傾向です。性格は、人の印象や魅力を決めるものです。性格は、人の幸せや不幸を左右するものです。性格は、変えることができるものです。性格を変えるためには、自分の性格を客観的に分析し、良い点や悪い点を把握することが必要です。


性格を変えるためには、自分の性格に合わない習慣や思考パターンを改善し、自分の性格に合った習慣や思考パターンを身につけることが必要です。性格を変えるためには、自分の性格を受け入れず、常に向上心を持ち、自分の理想の性格に近づくことが必要です。

「人間的資産は人徳、性質、人格の3つの要素で構成されます。これらの要素が豊かであるほど、人間的資産の価値が高まります。高い人間的資産を持つ人は、内面に満足し、自己誇りを感じます。同時に、自己外観にも自信を持ち、自身の能力や才能を発揮します。


人徳の高い人はまた、周囲の人々や環境に感謝し、人間関係や環境を大切にします。将来に対して希望を抱き、目標や夢を追求することも得意です。高い人間的資産を持つ人は、自分の幸福だけでなく、他人や世界の平和にも貢献したいと考えます。彼らの存在そのものが、貴重なものとされます。

評価的資産とは

私たちは、社会の中で生きています。社会の中で生きるということは、他人と関わるということです。他人と関わるということは、他人から見られるということです。他人から見られるということは、他人から評価されるということです。他人から評価されるということは、自分の財産になるということです。これが、評価的資産というものです。

評価的資産は、単純に社会から自分がどのように見られているかを示します。評価的資産には、様々な種類があります。


例えば、SNSのフォロワー数やいいね数は、自分の発信力や人気度を示すものです。


銀行からの与信額や信用スコアは、自分の信用力や信頼度を示すものです。


地位や名誉や役職は、自分の権威力や尊敬度を示すものです。


これらの評価的資産は、自分の存在や価値を証明することができます。評価的資産は、自尊心や自信を高め、影響力や権力を強化し、収入や資産を増やす手助けをします。

しかし、評価的資産には注意が必要です。評価的資産は安定したものではなく、社会の変化や他人の評価に左右されるものです。一時的なものや表面的なものであることも多いです。


評価的資産は、競争や嫉妬や反感を招くこともあり、本質や幸福とは無関係なこともあります。評価的資産を得るためには、自分の能力や才能や努力が必要ですが、それだけでは足りません。評価的資産を高めるためには、好感度も大切な要素です。

好感度と評価的資産

好感度とは、他人が自分に対して持つ好意や信頼や尊敬や感謝などの感情です。好感度は、評価的資産を高めるだけでなく、安定させることもできます。好感度は、自分の人間的資産や健康資産とも相互に影響し合います。好感度は、幸せや満足度にも寄与します。


好感度を高めるためには、自分の人間性や人格を磨き、他人に対して優しくて誠実で公正で協力的で感謝の気持ちを持つことが必要です。また、自分の言動に責任を持ち、他人に迷惑をかけないよう努力することも大切です。

評価的資産とは、社会から自分がどのように見られているかを示すものです。評価的資産は、自分の財産の中で、最も重要ではないかもしれませんが、それだからといって無視することはできません。


評価的資産は、自分の能力や努力を発揮することで高めることができますが、それだけでは不十分です。好感度を持つことも、評価的資産を築く上で欠かせない要素です。


どちらもバランスよく発展させることが、真の成功と幸福への道かもしれません。

所有物資産とは


所有物資産は、物や金銭、資産、債権などの物質的な資産を指します。これらの所有物資産は、人々の生活を豊かにする要素です。

所有物資産は、個人の欲望や夢を実現する手段となります。また、所有物資産は人々の安全や安心を保障し、自由な選択肢を提供します。これらの要素は、財産の中で最も目に見えるものです。

しかしながら、所有物資産も安定したものではなく、市場の変動、災害、事故、盗難などによって減少または喪失する可能性があります。所有物資産はしばしば一時的で相対的なものであり、欲望や執着、依存を引き起こすことがあります。


また、所有物資産は個人の本質や幸福とは無関係なことがあり、人間的資産、健康資産、評価的資産を犠牲にすることもあります。そのため、所有物資産は個人の財産の中で最も重要ではない要素と言えます。

所有物資産を獲得するためには、自己の能力、才能、努力を発揮する必要があります。さらに、社会に対して自己の価値やサービスを提供することも不可欠です。


また、自己の収支や投資を適切に管理し、リスク、保険、税金にも考慮する必要があります。最終的には、自己の目標や計画を実行し、行動に移すことが欠かせません。

所有物資産は物質的なものであり、人の生活を豊かにする役割を果たしますが、それだけでは人の幸福を保証することはできません。所有物資産は人の財産の中で最も目に見える要素ですが、それ単体では人の価値を完全に表現することはできません。


所有物資産は人の財産の中で最も重要性が低いかもしれませんが、それを無視することはできません。所有物資産は人の財産の中で最もバランスをとりにくい要素の一つです。

まとめ


人間は健康資産、人間的資産、評価的資産、所有物資産の4つの財産を持ってるというお話をしました。


これらの財産は、それぞれに独自の価値と重要性を持ちますが、その中で最も尊いのは健康資産であり、次に人間的資産、評価的資産、所有物資産の順になります。


この優先順位は、個人の幸福や満足度に直結しています。人の財産は、物質的なものや社会的なものだけでなく、自身の内面と外面の両方を含むものです。人の財産は、自己の存在や価値を示すものであり、自身の生活を豊かにするものでもあります。


また、人の財産は、他人や社会、そして世界全体に影響を及ぼすものです。これらの財産を管理し、使う責任は、個人にあり、それぞれの目的に従って利用されるべきです。


人の財産は、自身の幸福、天命、魂のために大切にされるべきものです。あなたは、人の財産とは何かについてどのように考えますか?


この記事が参加している募集

お金について考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?