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「苦しい仕事」を「楽しい仕事」にするには

よくそもそも楽しいこと・好きなことが無いんです。とご相談を受けることがあります。
世界的な登山家であるジョージ・マロリー氏の有名な言葉に
「そこに山があるから」という言葉がありますが、日本を代表する登山家の今西錦司さんは「生まれつきだから仕方ない、そういえば海好きの奴も同じこと言ってた(笑)」とおっしゃっています。

好きなことって、ある程度遺伝子から・先祖から来るものでもあるので、
好きなことを見つけるのはむずかしいんですよね。

好きなことは、すでにやっています。
これは見つけようとするのではなくて、すでにあるものなんですよね。
では苦しみの中に楽しみを見出すための
3つのポイントは何か。

①継続
②達成
③ありがとう

以上の3つです。
苦しいとは言っても嫌なこともしなければならないのが仕事。
その嫌な仕事を楽む努力をしなければならないですよね。

根本的に、楽しんでいる人間に
努力する人間は勝てないんですよね。

それを前提に苦しみから楽しみを見出すにはどうすれば良いか。お話したいと思います。

①継続

最初嫌いだったのに後に好きになることって人生でもよくあることです。

継続することが喜びになって行くということがあるんです。
電気屋でもステーキ屋でも、来店ポイントを付けているお店ってありますよね。
これらの戦略は継続する喜びをうまくついています。

僕は7歳の子どもと全都道府県制覇の旅によく出かけますが、
島根・福島・宮城県
この3つはまだ行っていません。
特に行きたい場所がなかったのとアクセスが悪いので、行きにくいので
動機はあまりないのですが、全都道府県制覇の旅を継続をしようとしてるから行く予定を立てています。

ちなみに僕は以前にこれら三つの県に行ったことがあるし、良い旅館や
美味しい食事があります!
少し話は逸れましたが、気の向かないことでも楽しく感じられるようになるのは、継続が成せる技なんですよね。

②達成

嫌な仕事でも、自分なりの数値目標を
設定して、それを喜びとしてみることです。
よく僕が数値目標を立てた時に、なんでそれをするのかと
聞かれることがあるが、大した意味はないです。

人生に与える影響も、微細なものですよね。
いちいちそんなことに意味を見出してたら、人生なにも出来ないです。
自分の発言守るということをしているだけです。

達成する喜びというのは、仲間とワイワイする楽しさの対極と言ってもいいかもしれません。
仲間とワイワイ楽しむには仲間がいないといけないが、達成は自分一人で楽しめます。

③ありがとう

先に松下幸之助先生が、電球磨きをしている社員に向かって語ったエピソードをご紹介させていただきます。

当時、未だ小さな町工場だった松下電器では、電球を布で磨くという仕事がありました。
その仕事を、しらけた表情で、つまらなさそうに電球を磨いている社員がいました。
その社員に対して、松下幸之助氏は「君、ええ仕事してるなー」と声をかけました。
その社員は「電球を布で磨く仕事のどこが良い仕事なんだ」
「電球磨きなんて、誰でもできる仕事だろ」と思っていたので、松下氏の言葉に唖然としました。

すると、松下氏は「この電球は、どこで光っているか知っているか?」
「あんたが磨いたその電球で町の街灯に明かりがつく。その街灯のお陰でどうしても夜遅くに駅から家に帰らなあかん女の人、いつも怖い思いをして帰っていた女の人が安心して家に帰ることができる」

「またなぁ。子どもたちが絵本を読んでいると、外が暗くなって、家の中はもっと暗くなる。そうなれば、絵本を読むのを途中でやめなあかん」
「でもな、あんたが磨いている電球1個あるだけで、子どもたちは絵本を読むことを続けることができるんや」

「凄いことじゃないか。あんたが電球を磨いていることで、子どもたちの夢を磨いているんや。子どもたちの笑い声が聞こえてこんか?」

「物作りはな、物を作ってはあかん。物の先にある笑顔を想像できんかったら、物を作ったらあかんのやで・・」
「子どもたちの夢のために、日本中、世界中にこの電球を灯そうや」

この社員さんはどれだけの勇気をもらったでしょうか。
自分が苦しいことをすることによって、誰かの安全や、楽しみを作り出し、それが自分の楽しさに変わる時が来るのですね。
仕事の先のありがとうを想像したら、楽しくて仕方ない仕事になるのですよね。


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