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20,07,09。私の愛したアルバム⑬

前回書いた通りFleetwood MacにはStevie Nicks以外に二人のリードボーカルが在籍しています。Stevie NicksのパートナーだったLindsey BuckinghamとベースのJohn Graham McVieの奥さんChristine McVieです。

三人共にコーラスレベルではなくしっかりした個性を持つ実力者でしたからバラエティに富んだナンバー揃いになるのも当たり前でFleetwood Macは時代にマッチした曲をヒットチャートに送り続ける事になります。

実は本作「噂」リリース時にはバンド内で離婚に別離にアルコール中毒とメンバー同士の人間関係は酷い状態だったのですがFleetwood Macは長いキャリアの反して活動停止時期はあるものの本作発表後明確なメンバーチェンジが少ない(Lindsey Buckinghamは何度か脱退と加入をしています)事で知られています。

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こちらが若かりし日のLindsey Buckingham。ハイトーン気味の豊かな声量の持ち主でボーカル以外にも「ピックを用いない」ギタープレイが有名でそのピッキングは動画で確認してもコツがよく判りません。

https://www.youtube.com/watch?v=mZZp76M4NGc

リンクはソロでの彼のプレイです。この曲「Big love」は87年リリースのTango in the Night収録の曲でクラシックギター練習時に今でもよく弾くのですが「親指ベースライン弾き」が上手くいきません(笑)こんなギターを弾きながらご覧の通り歌まで歌っちゃうんですから恐ろしい。

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こちらが若き日のChristine McVie。キーボード&ボーカルでStevie Nicksの個性的な声と対照的な正統派の温かい声の持ち主で何となく良識ある人な印象を受けます。

https://www.youtube.com/watch?v=y9Hqn8x6a8s

リンクは本作収録の「Songbird」です。ピアノ一本でしっとり唄い上げられるナンバーでどこか悲しくも優しいとても好きな曲です。

他にも本作収録のDreamsやThe Chainはベースを弾き始めた時にまずピック弾きでコピーした曲として思い出深い曲となっています。

Stevie Nicksのルックスにやられちゃったバンドではあるのですが本作「噂」も他のアルバム同様に後の自分の音楽嗜好を幅広い物にしてくれた思い出深い「私の愛したアルバム」なのです。




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