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21,12,16。いやしの村滞在記 考察確認後。

今日のnoteは昨日UPした長江俊和著「いやしの村滞在記」読了直後に続く考察サイト確認後の感想です。

「重大なトリックに気が付いていなかったら赤面物」と書きましたがおおよそ引っかかってはいなかったので一安心でした。

長江氏が「供述者が変わる事で物語の違う側面が明らかに」を得意にしている事は分かっていたので村の滞在記に違うライターのペンによるものが混じっている事とどうやら時系列の順番が前後している事には騙される事無く無事クリア。

ただし、氏の得意技ともいえる遠回しな真相の提示である「ろろるの村」というワードとプレゼントされたペンダントには「何かありそうだなという違和感は覚えていたものの最後まで解明には至らず、考察を読んで思わず「…ああっ」と声が出ました(笑)

また読了後も疑いが晴れないままだった放送禁止シリーズの「しじんの村」との関連性はとりあえず無さそうなのでこちらも一安心。もっとも発表が今年夏だった作品ですからまだ見つかっていない(考察マニアの方々の努力は怖ろしいほどで表紙の花畑に咲く花の花言葉をチェックしている方がいてビックリ)トリックが見つかる可能性はゼロではありません。

読了まで我慢した考察サイト巡りは至福の時間でしたが長江氏の著作を検索していて重大な事に気が付く事に。

「出版禁止3冊のうち死刑囚の歌読んでないんじゃね?」

「カミュの刺客」に関しては記憶が残っているのですが「死刑囚の歌」に関する記憶がほとんどありません。氏の手掛けた放送禁止シリーズが大好物だった事から未読にもかかわらず読んだ気になっていた可能性に気づき、なんだかトリックに引っかかった気分です。

とりあえず詳細な考察に目を通す事は避けたのでいまひとつ未読かどうかに自信が持てないのですが、間違いなく未読であると確認できた時には読まぬわけにいきません。

「いやしの村」を読み終わったので返す刀でamazon様に注文を入れた「ゆうえんち」4巻が今日到着していた為、今週末は「ゆうえんち」三昧の読書タイムになるのですが、この所プロレス本とコミックスで占められていた就寝前をもう少しの間ミステリーで楽しめる事になりそうな塩梅です。

悲しいかな歳の所為で「夢中になって読み進めていたら朝チュン」な事態には絶対ならなくなりつつあるのでこれからも安心して寝床での活字にハマれるのでありました。

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