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20,05,09。家庭用ゲームの思い出⑥

やり込みを重ねる事でハマりまくったウイザードリィもメンバーが全員上級職となりレアアイテムで身を固め、最下層の敵も余裕で屠れるようになってくると卒業ムードが高まります。

ストーリー的な物が皆無ゆえ、一回のダンジョン侵入が最下層の固定エンカウントモンスターを倒して帰るだけになってくるとさすがに飽きを感じるようになりました。

PC版ウイザードリィは既にシリーズ化されていましたから当然のようにその後もファミコンに移植され、後にはスーパーファミコン、プレイステーション等のプラットフォームでも移植されていきます。

たぶんほぼすべてのタイトルをプレイしていると思うのですが、ハマり具合を明確に思いだせるのはやはり最初のファミコン版。だいぶ後になってオルタナティブの名の元に「Busin」がプレイステーションで発売され、ファミコン版ウイザードリィ同様ハマる事になるのですが詳しい話はまた後日書こうと思います。

その後もファミコン時代には次々とRPGに手を出し続けある時は大ハマりしまたある時は絶望したりを繰り返していました。ドラゴンクエストシリーズ、ファイナルファンタジーシリーズ、そしてウイザードリーシリーズと安牌のソフトは直ちに購入していましたがその他のジャンルにもちょこちょこと手を出し、購入~プレイ~中古屋へと繰り返していました。

RPG同様やり込み要素の高いシミュレーションゲームとして既に名が知れていた「信長の野望」もファミコン版に移植され、SLGに興味を持っていた自分も結構な価格(9800円)だったにもかかわらず即購入しましたが、いかにソフト側でROMをドーピングしているとはいえハードの限界の所為でゲーム画面等の微妙な感じはどうにも解消しがたくのめり込み度は今一つと言ったところでした。

RPGのキャラクターの会話やコマンド等であればまだ何とかなりますが、多くのデータを表示する必要があるSLGでファミコンのひらがな&カタカナ&アルファベットのフォントはさすがに結構辛かったのです。

「面白いしハマれるけどファミコンでSLGは無理っぽいな…」と感じ、ほかのジャンルのソフトを愉しんでいた1990年4月、ドラゴンクエストⅣにウイザードリィ3の発売直後にしてファイナルファンタジー3の発売直前と言う夢のような時期にビッグタイトルにまぎれるように発売された一本にドハマりする事になるのでした。

TVCMこそ打たれていたものの大物ゲームの発売に囲まれた所為で最初はさほど目立たなかったそのソフトこそ本家任天堂のセンスに脱帽する事になり、後に人気シリーズとなるファンタジーSLGの一作目「ファイアーエンブレム暗黒竜と光の剣」だったのです。

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