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好きな作品の円盤は買う話

毎年、年末に『劇場版 空の境界-未来福音-』を観ている。

『劇場版 空の境界-未来福音-』は2013年に公開された劇場アニメ作品である。
『extra chorus』も同時上映され、2作合わせて『空の境界』の外伝のような後日譚のような短編集のような作品となっている。
元はコミケで販売された同人誌であり、さすがに同人誌版は所有していないが、単行本版が発売されたときから何度も読み、映画公開時には劇場まで観に行った。
そしてBDを購入し、年末の風物詩として帰省の支度をしながら毎年観ている。作中に帰省するシーンや大晦日のシーンがあり、年末を感じることができる作品であるからだ。
特に大晦日のシーンは僕が観てきた作品の中でも屈指の名シーンなので機会があれば是非観てほしい。

僕は基本的に好きな作品のBD(たまにDVDだったりするので以下、円盤)を積極的に購入する。
それは純粋に何度も観たいからというものあるし、制作サイドへの応援の気持ちを込めてというのもある。
(好きな作品は増える一方なのでさすがにできる範囲で、ではあるけれど)

何度も観るにはサブスク配信等もあるが、僕が円盤を購入を渋る理由にはほとんどなっていない。
さすがに観たことない作品でサブスク配信されていれば観てから購入するが、劇場等で視聴済みかつお気に入りの作品であれば配信されていても円盤を購入する。

個人的に、円盤の購入は「半永久的にいつでも作品を観ることができる権利」の購入と思っている。
サブスク配信は運営側の判断で停止になることもある。色々な要因があると思うが、配信停止されてしまったらユーザーとしてはリクエストを送るくらいしかできることはない。いつでも、いつまでも観ることができるとは限らない。
その点、円盤で所有していれば(物理的破壊などがなければ)長期間楽しむことができるだろう。ちなみにちょっとググったところ、BDは保管状況が悪くなければ少なくとも10年は持つらしい。
画質や通信量を気にせず観ることができるのもメリットだろう。

応援という意味では円盤を買ったうえでサブスク配信を再生するのが一番応援できると思っている。
ただ、画質の問題があるので、僕は映像作品よりは音楽のほうでよくやっている。
CDやBDは再生までディスクを入れるワンクッションがあるのがデメリットなので、手軽に再生できるサブスクで配信されているのであればそちらも利用するのも良い。適材適所。

ディスクを入れっぱにして一週間くらいBGVとして流したり、逆に好きなシーンだけ何度も観たりコマ送りで好きなカットをじっくり観たりと、円盤が手元にあることでできることは割と多い。
何より、好きな作品が身近にあるというのは心が豊かになる。
(同じ理由でグッズやフィギュアを買っているがそれはまた別の話)

とはいえ、お金が無限にあるわけではないので購入に悩むときもある。
『閃光のハサウェイ』の劇場先行販売だったBDは映画館の売店で1時間くらい悩んだ末に購入した。
自分の中で、「ついさっき最高のシチュエーションで作品に触れたというバフが付いているのでは?」「いやいや、アクションもドラマも何回も観たいじゃん!?」みたいな脳内会議を経て購入に至ったが結果としては買って良かったと思っている。
TVアニメのBDは巻数が多いので、僕はBOXを待つことが多い。BDシリーズを揃え、かつBOXも出たらそれもそろえるという猛者たちには敬意を表するし、いずれ僕もそうなりたいというあこがれもある。

作品の推し方は人それぞれであると思うので、僕は僕なりの愛し方でこれからも作品と接していこうと思う。

いるんだよなー
趣味には金に糸目つけないのに、それ以外にケチなヤツって

『らき☆すた』柊かがみ

(今までに何度かそういう場面があったので)そうならないよう、気を付けます……。

前回エッセイ風記事

流行に乗るのは苦手だけれど、流行と僕の好みが合致すると需要と供給が一致して僕の生活は豊かになり貯金が悲鳴を上げる。

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