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価値観に身を任せて歩むキャリア

この記事はGoodpatch Anywhere アドベントカレンダー5日目の記事です。

みなさんこんにちは。
Goodpatch Anywhereにジョインして1年目。竹本です。

この記事では、新卒から仕事を始めてそこそこの30代デザイナーがキャリアについて考え、考えた結果目標を持たずに目の前の仕事を楽しむことにした話をします。

キャリアや目標に悩んでる人、キャリアを考えるのに疲れた人に「川下り型」という考え方を知ってもらいたくて書きます。


キャリアについて考え始めた理由

新卒から約10年、今年の春頃まではなんとなく「3年先にどうなっていたいか」を考えながら仕事をしてきました。

昔はデザイナーとして一人前になるのが目標だったのでシンプルでした。

しかしここ数年はデザインスキルを活かした仕事ができればなんでもいいと考えはじめため、職種もデザイナーに限らず、目標の選択肢が増えました。

また周囲の新しいチャレンジ(海外で働いたり役職を持ったり)を耳にするたびにあっちもいいこっちもいいと… いろんなものに興味を引かれました。

目標がひとつに決まらず、また決まったととしてもよく変わるので、そのたびに考え直す時間が惜しくなってきました。

当時は一人で答えが出せませんでしたが、ふりかえるとこれはそもそも目標が表面的で、働く環境やポジションしか考えられてなかったから何度も目標を考え直すことになったし、時間を使ったんだと思います。

「川下り型」キャリアとの出会い

キャリアのモヤモヤを抱え始めたので会社の先輩に相談しました。

その中でキャリアの考え方は「目標を立てて進む山登り型」だけではなく、「目標をつくらず状況の変化に身を任せる川下り型」があると知りました。

「川下り型」は大きな方向感は持ちつつも、明確な目標やゴールに固執しすぎず、どんな状況に置かれようと、自分が大切にする価値観を軸に、目の前の仕事に一生懸命取り組んでいくやり方です

「何年後どうなりたい?」が若手に刺さらない理由 部下を伸ばすリーダーは目標を強制しない

この考え方を知ったとき、すごく気がラクになったのを覚えています。

キャリアについて考えるのを投げ出すのではなく、考えた上で「川下り型」という選択肢を取る。目標が決まらないなら持たなくてもいいとわかったからです。

ぼくはデザインスキルを活かせる仕事で、「楽しさと成長実感」を大切にして、あとは川の流れに身を任せてみようと思いました。

「まだできる」から始めたGoodpatch Anywhereでの副業

キャリアのモヤモヤが晴れたあと、ちょうど縁があって Goodpatch Anywhere での仕事をスタートしました。生活の中にまだ余白があったので、新しい人とチームを組んで働く楽しさや、デザイナーとして経験値を増やすことを期待して始めました。

参加してしばらく経ちましたが体験構造図に触れたり、ふりかえりではタックマンモデルを通してチームの状態を知ったり、UIデザイナーとして参加しているのでプロジェクトのフェーズに合わせてデザインを考えたり、たくさんの経験と学びがあります。

とくに Goodpatch Anywhere に入ってから学んだチームでの共同作業は、話し終わったときに Figma のデータが更新されていて、議事録代わりに図や UI のアウトプットが残るのが好きなので最近はどんな仕事でも取り入れています。

キャリアの話に戻ると「川下り型」を選んだのもあって、副業のように新しいチャレンジにも状況の変化を恐れずに一歩踏み出しやすくなりました。未来の目標から逆算ではなく、いまの自分の価値観につながっていていればいいので悩まず決められました。

まとめ

  • 目標を表面的に考えるとひとつに絞りづらく、時間ばかり取るのでつらい

  • キャリアの考え方は「目標を立てて進む山登り型」だけでなく、「目標をつくらず、価値観を大切にして状況の変化に身を任せる川下り型」がある

  • 「川下り型」のいいとこは新しい機会を得たときに、状況の変化を恐れず一歩踏み出しやすいこと

目標に悩んでる人や、山登り型がなんか自分の肌に合わないと思ってる人には川下り型キャリアがおすすめです。またぼくもそうしたいと思っていますが、目標が見つかったら山登り型に切り替えるなど、キャリアの考え方は途中で変えてもいいと思います。

キャリアに悩んだときは人に相談するのもよいですが、すぐ話せないときは Goodpatch Anywhere のメンバーインタビューのように読み物でいろんな人のキャリアや価値観をのぞけいてみるのもおすすめです。

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