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ドレスデンでラファエロの天使に出会う

この可愛い二人の天使をどこかで見たことがありませんか?

ラファエロが描いたこの天使たちは、『システィーナの聖母』に描かれています。
原画を見るまで知らなかったのですが、天使は幼児キリストを抱きかかえた聖母マリアの雲の下でお茶目に二人を眺めている姿なのです。

原画はヴァティカンかフィレンツェの美術館にあるものと思っていました。
先日ドイツ、ドレスデンを旅し、これがアルテ・マイスター美術館にあることを知りました。その旅の偶然に感動!

システィーナの聖母

3人の家族旅行でしたが、こんな機会はないと一人で恋人に会うようなワクワクした気持ちで天使たちに2日連続で会いに行きました。

ラファエロが最後に描いたこの聖母像作品『システィーナの聖母』は、1754年にザクセン選帝侯で、ポーランド王であったアウグスト3世が購入し、コレクションに加えました。

その後、第二次世界大戦の際にソ連が持ち去りましたが、戦後東ドイツに返還され修復されたようです。

絵画は想像以上に大きく(265 cm × 196 cm)迫力があり、天界を感じさせます。色彩と表情、構図も素晴らしく惹きつけて離しません。

何より私にとっては可愛い天使たちを生で何度も、何十分も素晴らしい空間で鑑賞できたことが感動でした。

聖母マリアの後ろには、雲のように何十もの天使が描かれているのです!
よく観てみてくださいね。

私の家には、昔からこの天使の箱や石鹸、クッキーの缶があり毎日目にしていましたが、意図せず本物に出会えて大感激でした。天使ちゃん、ありがとう!
カードやマグネット、グッズを買ってしまいました。今回は『システィーナの聖母』も加わります。

歴史と文化、郷愁が漂うエルベ川沿いの美しい中世の街、ドレスデン。見どころもたくさんです。ぜひドイツにお越しの際は立ち寄られてみてください。

絵画ファン、天使好きはぜひアルテ・マイスターに行かれてくださいね。たくさんの天使達に出会えますよ!

最後までお読みくださりありがとうございました🙏✨

今日も偶然の出会いやメッセージを受け取れる1日でありますように💗



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