倍音と言語と脳の関係

こんにちは、Change Agentの雅己です。

楽しく周囲を巻き込める軽音班での活動に力を入れ始めてから、ピアノ以外にもギター、ベース、ドラムといろいろな楽器を触るようになり、音について、わかっているようでよくわかっていないことが多々あるなと思う日々を送っています。

音の正体って何だっけ?同じメロディでも、心を揺さぶられる音色とそうでないものの根本的な違いは何?…から始まって、倍音というキーワードにたどり着いて、実はそこから言語学や人種毎の左脳右脳の機能の違いに発展していくという流れの気付き。

私はもともとコードとスケール音やコード進行のダイナミクスは深堀りして考察していたものの、それに加えて一音一音の音ひとつをとっても、その音の構成は倍音の組み合わせによる無限が広がっている!ということを今回認識しました。

ある言語において母音と子音の使い方がどのようになっているかで、言葉を聞いた際に左脳と右脳のどちらで反応するかが決まると言われています。子音の非整数次倍音が強い英語と対象的に、日本語のように母音と子音の組み合わせは単純であるが、母音の響きで意味が複数変わる言語では、言語も音楽も左脳で認識されているらしい。

そのような背景には地理学的な要因もあれば、その影響によって生まれた衣食住に関わる文明的な要因もあると言われ、なるほどなるほどまた自分の中で点と点が繋がるような感覚を得ました。

言語が異なれば音楽に対する意識も異なり、徹底的に記号化を進めて再現性を高める音楽もあれば、雅楽の尺八演奏のように、音色の中に整数次倍音に加えて非整数次倍音を組み込み、再現性よりも即興性を追求するものもある。このあたりの音色に関する感性もヒトに関わるマネジメントでは意識したいと思うようになりました。

倍音の反応は、無意識下で行われているようで、耳からだけでなく皮膚から刺激が脳に伝わることも確認されているとか。これらが脳内で分泌されるホルモンに影響されているということから、深堀りするとちょっとコワイ領域だなと思いつつも、知識の使い方を間違わなければ周囲を幸せにできる一つのアプローチになるかなと思っています。

今はオシロスコープがアプリでも使えるような時代なのでますばいろいろな声色をどうすれば出せるか、自らの身体で探求してみよう!と、いう意気込みで本noteは一旦閉じます。




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