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もしも今子どもに戻れたら…楽に英語ペラペラにするために是非やりたいと思う勉強法

こんにちは、なみのリズムのアサコです。

今日は、今アラフォーである私が、子ども時代にこんな勉強ができていれば、大人になってから苦労しなかったのにな、と思うことを書きたいと思います。

1.英語力が伸び悩んだ理由

私自身は、30代で英検1級とTOEIC900点以上を取得。留学なしで頑張ったものの、途中の勉強は思うようにいかず、かなり伸び悩みました。学生時代英語が得意だったのにもかかわらず、TOEICで650点程度の状態から、900点以上を取るまでに、5年もかかってしまったんです。

どんなに英文をたくさん読んでも、単語の知識を増やしても、英語をたくさん聞き流しても、点数が伸びないという状況。読解は上達しても、聞き取りが全く伸びないし、聞き取りができないから、英会話も満足にできない。口から出て来る英語は幼児にも満たないレベルというありさま。

ここを打破するのに、時間がすごくかかってしまったのです。でもこの苦労を乗り越え、「これでやっと英語に自信があるって言える!」と思える状況になりました。


一方で世の中を見てみれば、子ども時代から英語に卓越した能力を示し、中学生で英検1級取ってしまう子とかいますよね。そこまでではなくても、発音がとってもきれいで「聞き取りは得意だよ」なんていう小学生もいます。

こうした子たちと、私との差は、一体何だったのでしょう?

才能じゃないです。いや、才能も多少あるかもしれませんが…

大きな要因は、

勉強の仕方なんですよね…

こういった子どもたちは、良い教材をそろえたり、いい習い事に通わせたりと親御さん含め、ものすごく努力をしているのだと思いますが、私自身がしたような英語の発音や聞き取りに関する苦労に関してはさほどではないんだろうなと思ったりすると、「ホントうらやましい!」と感じます。

そう、英語の発音とか音とか、ここらへんをバッチリと吸収できているかどうか、が大きな差なんです。

もうこれは、ネット時代ということもあり、世代格差とも言えるかもしれません。

何せ、私たちアラフォー含め、それより上の世代の人たちは、英語の発音なんぞ、学校で全く重視されなかったどころか、英語の授業で教科書を音読するときに「英語らしい発話」をしようものなら、「あいつ、気取っちゃって。カッコつけやがって」なんてクラスメイトに思われしまう時代でしたからね^^;(自分自身もそう思ってたし…)

知識として「発音記号」は習ったとしても、「発音の仕方」についてはほぼ習わない。私の世代は発音記号すら学習対象外でした。そして、中学の先生も高校の先生もみんな思いっきりジャパニーズ・イングリッシュで、そのことに何の疑問すら感じない状況だったわけです。

そんなわけで、私に足りなかったのは「音」に関する学習でした。更に言えば、英語のリズム、イントネーションに関する学習です。学校で特に勉強しなかったから、重要ではないのだと思い込み、ずっとおざなりにしていたわけですが、それが、私の最大の敗因でした。

というか、これは本当に日本の英語教育の問題でもあります。日本人がどれだけ英語が苦手か、ってよく言われることなのでみなさんご存じだと思いますが、大前研一さんが書かれた記事によれば、

「英語能力指数ランキング「EFEPI」(2020年)によると、日本人の英語力は世界100か国中55位で、韓国や中国よりも下。TOEFL iBTテスト(2017年)では、国別平均はアジア29ヵ国中26位。」

(引用元)大前研一氏 日本人の英語力が貧弱なのは間違った文科省教育のせいだ | マネーポストWEB (moneypost.jp)

大前さんは、この原因として、文法を先に学ばせることが良くないと言っておられますが、私もこれはかなり同感です(このことについては後日に記事書きます)。しかし、それ以上に、音の学習がおざなりにされているからだというのが私の意見です。

2.何よりも、音を学ぶべき

ちなみに今、子どもの頃から(よそで)英語を学んできた小6の子を教えているのですが、音に非常に敏感です。”they”を「ゼイ」とカタカナで発音したら、「『ゼイ』ってなに?先生、それ”they”じゃないよ」と言うではありませんか!文法に関しては、中1の範囲すら理解してない子なのですが、ちゃんと聞き分けができているんです。

私の小3の姪っ子も、劇のセリフで覚えた英語の発音、カンペキなんです(セリフだけ聴いたら「ネイティブか?」と思うほど)。英語を理解しているような雰囲気はあまりありませんが、至極ナチュラルに音を吸収しています。私は英語の学習に10何年とかけたのに、9才の子どもだったらわずか2、3年でここまでになれちゃうのか…。もちろん、発話だけですけど。それでも、やれやれと思ってしまいます(苦笑)。

こうした子たちは、音の聞き取りと発話の基礎ができていますから、知識さえ増えていけば、将来英語でさほど苦労することはないでしょう。

私は逆で、知識はあるけど、こうした素地がなかったために、いくら勉強しても「聞く・話す」といった実力が全く伸びなかったんですね。

だからこそ、私が今子ども時代に戻れたら、英語の歌を正しく歌ったり、絵本を読み聞かせしてもらったり、何言っているかわからないけどひたすら音読したりとか、何よりも音を学びたいなと思います。

アニメとか映画とかたくさん見て、少しずつ、場面からそれとなくわかるフレーズを覚えていって、無邪気にマネして、遊びながら英語の音を吸収していきたい。子どもって、理屈なしで覚えることができるのが何よりも大きなアドバンテージですからね。

科学的にも音から学習することが推奨されています。もっと早く知ってたらよかったんですけど。
第二言語習得論から見ても、リスニング学習を一番優先すべき理由!|なみのリズム英語★リスニングができれば全てうまくいく! (note.com)


3.大人であっても、音は習得できる

さて、この記事では子どもに戻れたら、という前提で話をしていたんですが、実は子どもに戻れなくても、大人になってからでも音の学習は十分にできます。子どものように何も考えずスラスラと、とはいかないのが大人のつらいところではありますが、大人には知性があります。

子どもには、子どもにしかできないことがあるけど、大人には、大人だからこそできることがあります。

大人だからできることは、方法論を学んで、それにしたがって効率よく学習することです。私は30歳くらいのときに学びましたが、何歳になっても遅いということはないです。

私と同じように、英語で今つまずいているという人は、ぜひ音を学んでください!音を学び、音から英語を学習することで、上達がずっと速くなります。

このブログの目的はただひとつ。音の学習をおざなりにすると、英語学習はタイパもコスパも最悪になるよってことを、お伝えしたいのです。音を、徹底的に学んでほしい。そのことに、多くの人に気づいてもらいたいです。

発音を学び、発話を学び、ひたすら英会話でよく使うフレーズをリピーティング。最初はきれいな発音から学び、発音がある程度身に付いてきたら、発音を崩してカジュアルで楽な発音へと応用させていきます。ここまでくると、今見えている世界から、別の世界へと移行したかのように感じられると思います。それくらい、英語の見え方(聞こえ方)が変わります。

音を学ぶ方法を知りたい方は、こちらをどうぞ。
リスニングを教える英語の先生もたぶん知らない!? 英語の音の盲点とは。|なみのリズム英語★リスニングができれば全てうまくいく! (note.com)

関連記事は以下からどうぞ。
「たった一語の英語さえ聞き取れない、意味が分からない!ナゼ!?」と言う人に伝えたいこと。|なみのリズム英語★リスニングができれば全てうまくいく! (note.com)


子どもにもどれるなら、やりたいと思う勉強法。実はまだあります。それは、さっき大前研一さんの記事でも触れましたが、英語の学習を文法学習から始めることを決してしないということ。これについては、また後日書きたいと思います。

それではまた!


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