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ゆる不妊治療145 帝王切開当日4

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※手術中のリアルな描写が気持ち悪いかもしれません。すみません。※

「ほわわ。ほわわ〜。」という可愛らしい産声で、ついにべびちゃんが出てきてくれた。
生きて産まれてきてくれたと安心したら涙が出てきて、おばあちゃんが涙を拭いてくれる。

処置が終わったべびちゃんを顔の隣に連れてきてくれた。帝王切開では産道を通ってこないので、頭がまんまる。胎脂はべっとりだ。可愛い。これが旦那とわたしの子供か。とても可愛い。

しばらく写真撮影タイム。助産師さんが何枚か撮っておいてくれた。恐らく眉毛はちゃんと残ってるはず!ティントしておいてよかった〜!
撮影タイムが終わったらべびちゃんは暖めるために回収。旦那はいつ会えるのかな?

べびちゃんが出て来たら急に緊張の糸が切れて、早く終わらせて欲しい気持ちでいっぱいになった。相変わらず体がぐらぐら揺れて怖くて気持ち悪い。採卵の時も嘔吐がすごかったから麻酔で嘔吐する体質なのかもしれない。でも吐きそうだけど両手が固定されててどうしたらいいかわからない。
おばあちゃんに「気持ち悪いです」と伝えると先生に伝えてくれたり冷たいおしぼりで顔を拭いたりしてくれる。
その後もなかなか終わらず限界を迎え、嘔吐してしまった。起き上がれないから喉が詰まらないように横向きで吐いた。

帝王切開後の処置が終わり、先生がいつの間にかいなくなってる様子。衝立があってよく分からない。
助産師さん達が体をキレイにしてくれてる時に「うわっ。血がすごいね。背中まですごいし、下もすごい。どうする?傾けて拭こうか。」と聞こえて来て、体を横にするように言われ上半身を自分で動かす。手術台って意外と小さくて落ちそうで怖い。そして体が横になると床が見え、血だらけだった。ひー。
後から聞いたところ出血量は800mlで、多い方だったそうだ。輸血が必要にならなくてよかった。

体をキレイにしてもらい4.5人がかりで術着に着替えさせてもらい、仮入院部屋に運ばれ血栓防止の為にマッサージ器を付けられる。
足の感覚はまだない。
脊髄麻酔は手術後に止めるけど、痛み止めとして明日まで硬膜外麻酔を入れておくから完全に足の感覚が戻るのはまだまだ先だそう。
少しずつ動くようにはなってるけど、もやもやむずむずした感覚で気持ち悪い。

少しすると旦那が部屋に入って来た。
「声聞こえた?抱っこした?」と聞くと「すぐに泣き声が聞こえて来て泣きそうになったけど早過ぎだなと思ってもしかしたら違うかもと思って涙堪えたらやっぱり違う赤ちゃんの泣き声だった笑 抱っこしたよ。頑張ったね、ありがとね。」と言っていた。
しばらく術中どうだったとか話していると、おくるみに包まれたべびちゃんがやってきた。動けないから小脇に置かれた状態で初めての3ショット。これから3人でやっていくんだね。よろしくね。




これで帝王切開での出産は終わりです。(術後の痛みからの復帰〜産後トラブル〜保育器に入る〜お世話レクチャーについて語りたいことは多々ありますが)
しんどかったり楽しかった妊娠生活も終わり。
ツラかった不妊治療も終わり。
妊娠しても安定期に入っても妊娠後期に入ってもずっと不安だった。元気に産まれてくれてやっと安心出来ました。

一旦、不妊治療記は終わります。
わたしが書いたものなんて誰も見ないだろうけど、気持ちの吐き出しとして始めたnote。いつもコメントやスキをありがとうございました。ゴールの見えない不妊治療、妊娠生活の励みになっていました。

治療中の方、治療を終えられた方、少しお休み中の方、様々な方がいらっしゃると思いますがどんな結果になってもいつかみなさんが前向きな生活を送れますようにと祈っています。

長々と拙い文章でしたが、読んでくださりありがとうございました!



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