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今の私を作ってきたモノ

誰かが、「今のあなたを作ったものは、何か」という質問をして、私が、「だんぢり祭り」と答えていた。言った自分も、意外な回答をして驚いたようだった。

そんな夢を昨日、見た。

起きてもそのシーンは鮮明に残っていて、
改めて考えた。

今まで、自分に影響があった、出来事は、中学校の時の、
「ぎっくり腰」からの慢性腰痛なんでだけれど。

私は、中学2年生の1学期の終わりに、バレーボール部の練習中、ジャンプをして降りたとたん、腰に激痛が走り、それ以降、半年以上腰痛に悩むことになる。いろいろな病院に行き、鍼灸も試して、再び、運動ができるようになる。

それが、私の今後の考え方、鍼灸師への道へのきっかけとなった
大きな出来事だと思っていた。

しかし、夢で、だんぢり祭り。

だんぢり祭りをご存知ですか?

大阪府岸和田市で9月に行われるお祭りです。

私は、小学校2年生の時に、東大阪市から、岸和田市に引っ越した。
同じ大阪府内でも、言葉の違い、街の雰囲気の違いを子どもながらに感じ、
混乱もした。特に、岸和田は、言葉が荒い。

岸和田の人たちは、フランクで、地域のつながりが強く、町内の行事は多く、子供会も盛んにおこなわれていた。
一泊キャンプ、芋ほり、クリスマス会、ソフトボール大会など。
普段の日に、公民会で、卓球を自由にして、年配のおじさんが、卓球を教えてくれた。

クリスマス会のプレゼントは豪華で、ゲームをしたり、たくさんの子供が参加した。
ソフトボール大会でも、〇丁目対抗で、それぞれ色を変えたTシャツが配られた。
キャンプでは、大人たちが、お化けになって、肝試しをした。
お金も手間も結構かけていたと今になって、分かる。

それを仕切っていたのが、男性だった。

「将来、だんぢりを担う世代を育てる」

これが、コンセプトだったんだと思う。

その中で、育ってきた私は、そこから、人間関係の大切さや、
子どもをたくさんの大人たちが見るという事の重要性を体感したのだろう。

もっと、子どもにお金使ってほしいなと思うのは、そのせいなのか。
地域も政府も。

私の子供たちの子供会のクリスマスプレゼントは、予算が一人300円だった。100均でしか、プレゼント買えない。

夢が何を私に伝えたかったのか、伝えたいものなんてないのかもしれないけれど、久しぶりに昔を思い出し、ノスタルジーに浸る朝でした。


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