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銃がたくさん出てくる楽しいローグライクシューター、SYNTHETIK

わたしは最近、SYNTHETIKというゲームを熱中して遊んでいました。このゲームはローグライク見下ろし視点シューターを組み合わせたゲームで、Nuclear ThroneやEnter the Gungeon、またはThe Binding of Isaacみたいな感じです。こういったゲームは最近はよく作られていますが、このゲームのどこが楽しくてどこが違うのかを書いて、魅力を挙げていくことにします。

銃のシステムがリアル

このゲームは、リアルなほうのFPS並に銃のシステムがリアルです。
歩きながら銃を撃つと命中率が低くなりますし、トリガーを引き続けてバースト射撃すれば反動で命中率が低くなりますし、リロードするまえには弾倉をイジェクトする必要があります。
あと、見下ろし視点なのにもかかわらずヘッドショットが可能なので、精密な射撃を心がければダメージ増加という報酬がもらえます。
銃が出てくるゲームをある程度やっていれば親しみがあるシステムばかりだと思います。
なお、このゲームで敵を撃ち殺すのはとても楽しいです。相手はロボットなので臓器を撒き散らしたりはしませんが、カン!とかガン!という音というともに敵が死亡し、オイルや破片を撒き散らすので爽快感があります。ヘッドショットを成功させればさらに楽しい音が響きます。

銃がたくさんある

これは銃を撃つゲームで最も大切なことで、このゲームには様々な銃があります。ピストル、ショットガン、サブマシンガン、アサルトライフル、DMR、スナイパーライフル、ライトマシンガン、爆発物ランチャー系といった割と普通のものから、丸ノコランチャー、クロスボウ、ネイルガン、エネルギー爆発銃、火炎放射器、ヘビーマシンガンなどエキゾチックな武器もあります。そしてここまでに挙げたものはあくまでジャンル名で、実際には同じショットガンでもダブルバレルショットガン、アサルトショットガン、空気式ショットガン、コイルショットガン、レーザーショットガン、アサルトレーザーショットガンみたいに何種類もあります。それぞれの武器に明確な特性があるので、単にレア度が高い武器を使えばいいというわけではなく、今使っているクラスやアイテムにあったものを入手できるかが大事になってきます。
例えば、ここで挙げたダブルバレルショットガンはボスや中ボスにダメージを多く与えられる上に、中ボスを殺していくことで性能を高めることができます。空気式ショットガンは、命中率の高いパワーボルト弾と一緒についてくるので、ショットガンなのにもかかわらずライフルのように扱うこともできます。こういった感じの特性がほぼ全ての武器に付けられているのです。
なお、武器をアップグレードしてアタッチメントをつけるみたいな要素もあるので、そのままだと使いづらい武器もアタッチメント次第で化けることも大いにありえます。アップグレード時にはランダムで3-4つのアタッチメントから選択できるので、その銃の長所を伸ばすものを選択しても良いですし、欠点を補うもので改善するのも良いです。

8つのクラスがあり、得意なことが違う

このゲームにはクラスの概念があり、それぞれ得意な武器、特殊能力、持っていける初期Perkやアイテムなどが異なります。例を挙げていきましょう。
BREACHER: ダッシュで敵に近づいて、C4爆弾で至近距離爆殺、もしくはショットガンで粉砕していく戦法が得意という危険なクラス
SNIPER: ヘッドショットが得意で、遠距離からライフルを撃って近づかれる前に敵を撃破していくクラス ヘッドショットのダメージがとにかく強いので人間型の敵にめっぽう強い
RAIDER: ダッシュを2回連続で使うことができる、機動力に長けたクラス ナイフで敵を刺し殺すと体力が回復できるので、動いては撃っては刺し殺すような忙しい遊び方が可能
DEMOLISHER: 爆発物が大得意なクラス 爆発で敵を攻撃したりマルチキルをすると体力やシールドを回復できる上に、爆発が起こったところからもう一度爆発を起こすこともできる、爆発がとにかく大事なクラス

・・・といったように、それぞれのクラスにちゃんとした個性があり、レベルを上げることでさらにそのクラスの能力を開放していくことができます。
Killing Floorみたいな感じです。

アイテムもたくさんある

武器ではなく、アイテムもこのゲームには沢山の種類があります。クナイ、M203グレネードランチャー、衛星レーザー、丸ノコ発射機などのわかりやすい攻撃型のアイテムや、タレットや味方兵士を召喚するようなアイテムもあります。こういったものはわかりやすいですが、中にはそうではないものもあります。短い間だけ武器が弾丸を無限に使えるようにするものや、シールドがなくなった際にナイフをばらまくといったような使うのに少し工夫が必要なものもあれば、自らの体力と引き換えに画面全体にダメージを与えるもの、自分のシールドを完全になくすかわりに敵から体力を奪えるようになるものといったリスクを伴うものもあります。
一つ言えるのは、このゲームのアイテムの取捨選択は武器の選択と同じくらい大事ということです。近距離で戦うクラスなら、近くに敵がいるほど体力が回復するアイテムが欲しくなるでしょう。爆発を起こすのが好きなクラスなら、M203や追尾ミサイル発射機が欲しくてたまらなくなるでしょう。
そしてほとんどのアイテムは金を払って強化して能力を挙げていくことができるので、どのアイテムを先に強化して効果を強くしていくかというのも重要な戦略のうちの一つです。

難易度

このゲームの難易度は、低くはないです。敵の攻撃を喰らい続ければすぐにシールドは破られ、そこから体力にダメージが行き、割とすぐに死を迎えてしまいます。体力は強化することができますが、決して3倍や5倍みたいな数値にはなりません。なのでプレイヤーは、敵を早く殺せるように武器やアイテムの組み合わせを考え、攻撃を受けないように立ち回りや防御系のアイテムの使い方を考える必要があります。
このゲームがNuclear ThroneやBinding of Isaacのようなゲームと違うのは、
敵が弾幕ゲームのような攻撃をほぼしてこないということです。このゲームの主人公はダッシュが使えるために機動力が高いので、爆弾やロケット弾などの、銃弾ではない攻撃は割と簡単に避けることができます。わたしはNuclear ThroneやEnter The Gungeonにチャレンジしたことがありましたが、敵の弾幕のパターンを覚えるのがとても苦手で苦しみながらクリアを断念したことがあります。そんな私でも、このゲームのラスボス(一周目)はもうすでに何回も殺害することができました。なので、普通にクリアを目指すくらいならこういったゲームが苦手でもなんとかなるとは思います。
ちなみにこのゲームの難易度設定方法は特殊です。自分で難易度を構成してる要素を選んで、自分が好きなように設定することができます。難易度をあげた状態だと経験値や何かのアンロックに使うための通貨の入りがよくなるので、上手い人やクラスレベルをたくさん上げた人は自らが作った苦しい環境で経験値を稼いでいくことができますし、そうではない人は普通くらいや控えめな難易度にして遊べばよいのです。

このゲームって日本語対応してるの?

残念なことにまだしてませんが、このゲームにはキャラクターやセリフのようなものは一切存在しないので、読む必要があるのはクラスやアイテムの解説文くらいです。これらの文章は装飾語やわかりづらい言い回しはほとんどないので、高校英語ぐらいの知識があれば大丈夫では?と思いました。
ちなみにSteamにはTorashiという親切な方が書いてくれたガイドがあり、それには日本語でアイテムやPerkなどの要素の説明文が書かれています。なのでそれを見ながら遊べば英語に自信がなくてもなんとかなると思います。https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=1430280562

総評

このゲームには様々な要素があり、なおかつその要素がきれいに合わさっているので楽しいです。銃を撃つのが好きだったり、ローグライクゲームが好きだったり、アイテムの組み合わせを考えるのが好きだったり、レベルを上げるのが好きだったりする人はぜひ買いましょう。
定価は2000円ですが、セール時にはもっと安くなります。
https://store.steampowered.com/app/528230/SYNTHETIK_Legion_Rising/


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