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映像化作品は善なのか悪なのか


映画もアニメも漫画も小説も
好きだから昔からいろいろ手に取ってきた。

映像化されて面白かったから
原作も読みたいと思い
本や漫画も読んでみたけど

本当に全然違う場合が多かった(笑)


いや、笑、じゃないだろう

原作者にとっては
たまったもんじゃないとは思うけど
『大人の事情』とやらがあろうことは推察されるので
あまり気にしたことはなかった。


私ほ映像化された作品が気にいると
原作の漫画や小説を読んだり
解説やインタビュー記事などを
読むのも好きだったので
読める物は手当たり次第に
目を通していた。

特に80年代から90年代にかけて
いわゆる『アイドル映画』と呼ばれるモノは本当に酷かった…

『狙われた学園』『探偵物語』
『ヘッドホンララバイ』
『セーラー服と機関銃』などなど

もちろん後世に残る素晴らしい映画になったモノもたくさんあるけど
原作を改変して原作の中身が
影も形もない作品も多い。

というか、影や形など吹き消された
作品ばかりのような気がする。

何作か原作を読んで
あまりの違いにビックリすることも
しばしばあったモノだ。


小松左京、窪田僚や赤川次郎などは
どんな思いをしていたのか
何処かに記されているのだろうか。


そんな原作改変が当たり前と
思って数十年

やはりやってきたのだ! 黒船が


台湾ドラマ『流星花園』

神尾葉子作 『花より男子』のドラマ化が台湾で制作された。

台湾が舞台であることで
もちろん原作との差異はあるのだが

けっこう一緒! ほとんど一緒!

そして漫画から抜け出してきたような
花沢類!

ホンモノの花沢類!!!

神尾葉子先生のお墨付きの花沢類
なのである。


この流星花園のヒットを皮切りに
続々と日本の漫画原作のドラマが
作られていったのである。

しかもどのドラマも漫画に
似せようと努力する姿が見られる。

たぶんこう思ったのは私だけじゃないハズ…



やれば出来るじゃん…


そして、近年大人気の
2.5次元ミュージカルなどの舞台も
漫画を研究してできる限り漫画に
近づけようとしている。


限りなく原作に対するリスペクトが
存在するのである。


それを踏まえて日本の作品に
再び目をやると

やはりいまだにTVドラマ、映画界は
改変改悪ありきの世界になっている。

漫画原作に対するリスペクトが
感じられない。


何というか、古いんだよね。



もちろんいろいろな見方もあるし
私が感じていることも
間違っていると思う人もいるだろうけど


映像化してやってるんだぞ

という傲慢さは一ミリもないと
言い切れるのかな?

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