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Aloha醤油

あひるイラストを探して、ひたすら「みんなのフォトギャラリー」をスクロールすることから投稿が始まる。今日、見つけたのはお醤油あひる。

いいわぁ。

ハワイに、Aloha醤油というのがあります。日系移民の友!という感じで、甘味があって、どこかアミノ酸っていう風味を感じる。ローカル!っていう風情のレストランには必ずある。Aloha醤油を見かけると、なんていういうか、150年も前、はるばる太平洋を渡ってハワイにきた元年者、さとうきび畑、酷暑の中のハードワーク、World War Ⅱでの日系人強制収容みたいなことごとが思い浮かび、さらにハワイ王朝の滅亡みたいなことなどまでも脳裏をかすめて、もののあはれというか、楽園ハワイで暮らしながら何ともしんみりした気分がよぎるのです。思い入れたっぷりに眺めるAloha醤油でしたが、今、ホームページを見たら、第2次大戦後の創業でした。

ecomom連載記事。子育て中のお母さん向けです。
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子どもからいじめを相談されたら?
ただでさえ気分が落ち込みやすい11月。子どもたちが命を絶ってしまうニュースを聞いては、何か、居ても立ってもいられないような、じりじりした気分になる毎日を過ごしていました。そして、「だれかに相談しましょう」「打ち明ければきっとなんとかなる」というメッセージを耳にしながら、「そうなんだけど、確かにそうなんだけど。でも、打ち明けられて正面から受け止められるか?」と突っ込みたくなる、ちょっと意地悪な自分も顔を出し、なんともすっきりしない、苦々しいような気分も味わっていました。

もし、子どもから「学校でいじめられた」って聞かされたら…。幼稚園や保育園から帰ってきたわが子が「○○ちゃんが、私のこと嫌いって言った!!」って訴えたら。どうしますか? 

この課題をお母さん方とやったことがあります。子どもに言うせりふとしては、「あなたが何かやったんじゃないの?」というような応答が多数。

言葉ではそう応えながら、心の中では「自分がいじめられたようで、すごく悲しい」「真っ白」「怒り」とかなり激しい感情で親自身が揺さぶられることにも気づきました。こうなると、子どもの気持ちをケアするとか、「よ
しよし」するとかどころでなくなってしまっても、おかしくない。自分自身の動揺に早めに気づいてメンテナンスできることや、自分の不安や怒りを一時棚上げにして、子どもの気持ちを「よしよし」できることなどが必要となります。

具体的な行動も大事だけれど、子どもと親との気持ちをメンテナンスすることに力を注ぐ。親自身が多くの場合、傷ついているので、その傷つきに気づいて、自分なりの落ち込み回復を図る必要があると思うのです。

死にたい」気持ち
カウンセラーとして働きはじめてすぐの頃、「死にたい」という訴えはできれば聞かないですませたいと怖気づいていたのですが、「死にたい気持ち」があることと、「本当に死んでしまうこと」とは別々に扱うことができるのだ、とわかってから、かなり真正面から「死にたい気持ち」とつきあえるようになりました。「死にたい気持ち」を毎回話題にして、1年以上続けた面談もあります。死にたい気持ちは否定しない。「そんな気持ちになるほど、苦しいし大変なんだよね」「そういった苦しさを持ちながらがんばっているんだよね」と。

けれども本当に死ぬという行動には「だめだよ」とストップをかける。「死ぬ以外のかたちで楽になれる方法を一緒に探そうよ」というような話をします。「死にたいなんて、思ってはいけない」とは言わないのです。だって、そうしたら、どこで死にたい気持ちを話したらいいのか、結局、一人で抱え込むしかなくなってしまうから。
 
大人だからこそ感じる「怖さ」
危険なことをしたり、突飛なことをしたりすることに対しての恐怖感は、子どもは大人よりも少ないのではないかと思うことがあります。年を重ねれば重ねるほど、さまざまな事故を見聞きし、自分もいろんな痛み(心理的にも身体的にも)を経験し、怖がりになってきている。今、思うと無謀だったな~と思うようなことも、子どものころには、何の不安もなく、ためらいもなくやっていたことを思い出すと、「ライ麦畑でつかまえて」ではないけれど、子どもたちは崖っぷちにも気づかずに、ワイワイと歩いている状態なのかもしれない。「危ないぞ!」と叫ばなくてもいいけれど、崖に近づき過ぎないように見守っていて、いざというときには、キャッチしに行きたいものだと思うのです。


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