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アングリーバードと放物線

運動不足解消にと、30階分の階段を歩いて降りたら、それだけで2日後になって筋肉痛。階段の上り下り必須の東京生活には戻れなくなってきているようです。ロックダウンで車もそんなに走らなくなったせいか、より、爽やかな風を感じます。

ハワイの公立校は4月30日まで休校が決まり、息子の卒業プロムも正式に取りやめ。高校生活の一大イベントができなくて、残念! 授業はオンラインに切り替えるらしいです。先生方、大変だろうなぁ。
貧困のため、食事が取れない子どもたちも多いハワイ。拠点校で、18歳以下の子どもならだれでも持ち帰れる朝食を配り始めています。数には限りがあるようですが。
ウィルス検査が始まったのが先週末あたりからなので、全貌が明らかになるには、まだ時間がかかりそうです。自分が健康でいることが、コミュニティ全体に影響するっていう新たな視点が取り入れられつつあります。

新しいイラストが見つかって嬉しい今日もエコマム。10年前の記事です。

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我が家にiPad導入
昨年、iPadを購入しました。魔法の石版のようにネット上の画像がどこででも(携帯電話の電波が届くか、wifiがあれば)見られるので、ヴィジュアル的にはとても便利。ただ、車ではなく移動している私には重すぎ。肩こりのもとでもあります。長文を入力するのにもあまり便利ではなく、なんとなくほっぽらかされていることが多かったのです。
それに目をつけたのは小学校3年生の息子。YouTubeにはまってました。教育的には「?」なものもたくさんあったのですが、あんまりヘンなものは横から口を出しながらの鑑賞。子どもがどんなものに興味を持つのかを見ていると、案外、ちょっと毒を含んでいて何が言いたいのか、メッセージがやや曖昧だったり多義的だったりするもの。もう一回見るとわかると思うのか、何回も見ていました。

YouTubeにハマる子どもたち
息子がはまったYouTube、娘はもっぱら音楽PV。KARAのふりとかを「脚のまねは出来ない」とかいいながら、ヘビロテで見てます。娘はグリーも使っていて、これを始めるときには何の相談もなかったので、親としてはちょっと「しまった」感があります。実名は絶対に出さない、自分や友だちがだれだか第3者に伝わるような手がかりは絶対に出さないなど、基本的なルールは話しているものの、親自身、やったことはないので、心配でもあります。

ネットリテラシーについて、メンタルヘルスの専門家からも「きちんと教育する必要がある」といわれています。わざわざ研修会にまで行って聞かなくてもいいかと、侮っていましたが、子どもたちの周りにはかなりな速度で世界中が隣りまで迫っているんだ、と思い直している今日この頃です。

アングリーバード購入
ゲームについては、有料のアプリケーションは導入しないというルールを心に決めていたのですが、「アングリーバード」というゲームの無料版があまりにも面白くて、有料のアプリケーションを購入。木の股にゴムをかけて玉を飛ばすパチンコと同じ要領で、そこからいろんな鳥を飛ばし、かたきである豚をやっつけてクリアしていくというもの。

鳥によって飛び方や強さがいろいろだったり、豚のこもる隠れ家(?)の形や強さがいろいろだったりして、かなり、はまります。この攻撃に向かう羽ばたかない鳥は、パチンコで出陣し放物線を描きます。この放物線がなかなか美しい。そして、その弧は打ち出されるときの角度と強さでさまざまに変化します。

この弧を見つめながら、それに子どもの行く末を投影してしまったりもしました。出だしでなるべく強く、高く飛ぶことで到達地点が違うんだよな、みたいに。ああ、このイメージがあるから早期からの教育に熱が入るんだなぁなんていうことも。自らをふりかえり、あまり熱心じゃなかったことをちょっと悔やんでみたりして。

ところが、クリアする面が進むにつれて出陣後、途中で画面にタッチすると、そこから加速して飛距離と威力を伸ばすタイプの鳥が出現。

「そうか、もしも初めの飛び出しがいまひとつでも、途中で加速するっていう手があるじゃないの!」

ただただ、重力に引かれて落ちていくのではなく、進んでいる途中で加速したり、違う方向に向いたりすることが可能。なんだか、心の動きが映像化されたような感じですね。もっと進むと、もっと多様な力を持った鳥が出現し、「多様性って大事よね」みたいなことまでも思い至ったりできるのです。

子ども主導でシブシブ導入したゲーム。いろんなことを投影して見ては、楽しむことになりました。

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