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「大好き」を伝えることと子どもの力を認めること

このあひるのイラストが大好きだ。どこかでステーショナリーなど、売っていないだろうか。罫線が広めのA5サイズのノートがあったら、すごく欲しい。バインダーがワイヤーでグルグルなってて、カードボードの表紙だったらとても嬉しい。片手で持って、メモとるのにとっても便利だから。

ステッカーでもいい。ステッカーをノートに貼って、マイノートにできる。手帳にも貼れるし。それにしても、あの小学生のころ、山ほど集めたシール類はどこへいっちゃったのかな。度重なる親の転勤にくっついて歩くたびに雲散霧消したのかもしれない。

さて、今日もエコママの過去記事、アップします。
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「大好き!」からの転換
まだ、言葉もよくわからないころから息子に「○○くんのこと、だ~いすき。知ってた?」のようによく語りかけていました。親は子どもに「あなたのこと愛しているよ」を伝えることが大事だ、という子育て雑誌やカウンセリングの知識を総動員しての行動。実を言えば、子ども以外のだれにも発したことの無い、甘ったるい「だ~いすき」という言葉の感じを久しぶりにちょっと楽しんでいた面もあります。

ところが、5歳ぐらいになったある日、例のごとく「○○くんのこと、だ~いすき」と語りかけたところ、お決まりの「知ってた~」という甘ったるい返事の代わりに「う~ん、それはわかってるんだけどさ~」との考こむようなご返事。肩透かしをくらったような、寂しさを味わいながら、あれこれ考えました。

「わかってる」の部分については「ああ、よかった、よかった」なのですが「だけどさ~」のところがひっかかる。わかってるけど、何なのだろうか?
子どもたちには「親を代表とする世の中からOKをもらっている」ということで自尊感情、自己肯定感が生まれると言われているんですね。そのためにも「あなたはOKだよ」、ということを生まれた頃から伝えていくことが良いとされているのです。言葉だけではなく、タッチすることや、視線を合わせることや、いっしょに楽しい気持ちを味わうことなどなど。身体面でのケアをしてもらい、気持ちのよさを味わうといった体験なども大事になります。私が息子に「大好き~」と言っていたのもこのへんのことを踏まえての行動。

「お前はできる、大丈夫」
けれども、5歳になった彼はどうも、それだけでは足りなくなったらしいのです。親から愛されている、周りから受け入れられている、ということは「わかった」と。それ以外の何かが必要であるらしい…。ここまできて、はたと気づきました。この次に必要になるのは自分の行動や能力に対するOKだ、といわれているのです。こちらについては、あまり一般的には言われていません。「愛しているよを伝えましょう」という内容に、ひとくくりで一緒になっているのかもしれません。また、「能力があるから、何かができるから愛している」という条件つきの愛は避けなければならない、ということもよく言われているので、それとの関連であまり言われなくなっているの
かもしれません。ただ、ここでお話しようとしていることは、条件つきの愛ではありません。

かつて、不登校をテーマにしたビデオを見たことがあるのですが、そこで、お母さんは一生懸命に息子に向かって「愛しているよ」を伝えている。息子は愛されていることは痛いほどにわかりながら、次なる行動に踏み出せないでいる、というような内容でした。母から子どもへ向かう愛に加えて、子どもが世界に向かう元気のモトになるのは、「お前はできるよ、大丈夫だよ」というようなメッセージ。思春期を迎える子どもには、こちらも伝えることが必要なのではないかな、と思ったことも思い出しました。

「おお、教科書どおりだ!」と妙な納得の仕方をした「それはわかってるんだけど~」の言葉。大きな転換期だったのですね。それ以来、「だ~いすき」という甘ったるい言葉が登場することが減り、「ひとりでできたね」「最後までやったんだ」「大丈夫だよ」という励まし系・OK確認系の言葉の登場頻度が上がりました。ときどき、「おかあさん、○○くん、だ~いすき」という甘ったる~い言葉がなつかしくなります。


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