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その辺にいる普通の大学生がコペンハーゲンのファッションウィークに招待された話 part2


"行くなら今" 決めたは良いが、そもそも招待状がないと観ることはできない。

仮に生で観ることができなくても、ファッションウィークの雰囲気だけでも楽しめるかもしれない。
仮に招待状がなくても、スタッフに懇願して当日飛び入りで観ることができるかもしれない。(世間はそんなに甘く無いですが、怖いもの知らずの奴ということにしておいてください…。その代わり、人一倍学びたいと思っていたし、人一倍生で見て感じたいと思っている自信だけはありました。)
とにかく可能性があるならばと招待状の手配よりも先に航空券を取った。




そんなことより何故私の元に招待状が届いたのか。


結論から先に言うと、

         "招待状が送られてきた"       より、
                                               
       "招待状を送ってもらった"     の方が近い。



詳しいプロセスは以下の通りである。

自分の滞在スケジュールとにらめっこし、CPHFWに出場するブランドのプレス1件ずつに

       『私に招待状を送ってください!』

と何とも強行突破すぎる必殺技みたいな文言を送りまくった。

デンマーク語が話せたら良かったが、あいにく日本語か英語しか話せないので、英語で…

そんなこんなで時差(8時間)を感じながら、ブランドのプレスと直接メールのやり取りが続いた。


もちろん断られることも多かった。
そりゃ当たり前だ。ブランドが呼べるゲストの席数は決まってるし、有名ファッション誌のエディターや何十万人もフォロワーがいるインフルエンサーがたくさん集まる中に、ただちょっとファッションを勉強しているだけの大学生がちょこんと座っている絵面を考えるだけで違和感を感じる。

そんな中、ショーに招待してくださるブランドが1件、アフターパーティーに招待してくださるブランドが1件見つかった。

RSVPの文字を見た瞬間、ここから始まるんだとワクワクが、止まらなかった。

一般応募も含めた26ブランドのうち、上記の2ブランドが招待状を送ってくれることになった。

無名の学生を、ブランドの大切な2024AWのコレクションとアフターパーティーに招待してくれたこの2つのブランドには本当に感謝しかない。

数字だけ見れば、少ないように思えるかもしれない。

でもすごく充実していた。十分すぎるぐらいに。
言葉では言い表せない期待に満ち溢れていた。
それぐらいこの"2つ"という数字は、私にとって価値のあるものだった。



今まで気付かなかった自分自身の可能性に直面し、偶然と必然が重なり合う奇跡のような体験。

人生の分岐点になり得る場所に行く切符を手に入れて、これから起こるキラキラした夢のような時間に思いを馳せて…


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