kazamori

note初心者の一般女子大学院生

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就活と趣味につき、雑感

最近は、勉強の傍ら、法律事務所のインターンに通う日々である。 まだ司法試験を受験してもいない学生相手に、内々定(内定の匂わせ)が出ることもあるという怪しげなインターンであるが、中身は弁護士の先生方と苦学生には縁遠い高級レストランで会食をするというもので、一体全体、学生の何を見て内々定を出しているのか謎が深い。 個人的には、このタイプのインターンは札束で頬をペチペチとやられながら、「ほら、ウチに入ったらこんなにいい思いできるよ?」と言われているようであまり良い心地はしない。

    • 「表現者」として生きること

      私は弁護士を目指して都内の法科大学院に通っている。 一応現在司法試験受験生なので、可処分時間の全てを勉強に費やすべき、とも思うのだが(そして実際そういう時期もあったのだが)、気づけば、将来に全くわくわくしなくなっていた。心臓が動くような体験を定期的にしなければ、人は鈍くなってしまうらしく、「あなたは将来なにをしたいか」という質問に、困り果ててしまうような人間になってしまった。 「豊かさ」とか、「生命力」とか、そういうものがどんどん希薄になった。 心の中に飼っている動物たち

      • 誓って恋愛感情ではない

        彼は、哲学者のような手をしていた。 これは、私がある人間に人生を狂わされたと思うに至ったために、それを記録として残しておくものである。 この文章がどう着地するのかはよく分からない。 完全に見切り発車である。 私は現在都内で大学院生をしている23歳女であり、彼は、私の大学1年生の頃からの友人で、親友というか、悪友というか、そんな関係であった。 思慮深く、好きな作家は村上春樹と谷崎潤一郎で、趣味は将棋と哲学書を読むこと。どこか厭世家で、理屈っぽくて、面倒な人間だった。 元

      就活と趣味につき、雑感