見出し画像

【フリーランスライター向け】未来にたねをまく営業方法 #ライターアドベントカレンダー

「営業」と聞くと、自分をガツガツ売り込まなければいけないと感じる人がいるかもしれません。
しかし、今日ご紹介するのは、相手に自分を好意的に印象づけて未来の仕事につなげる営業方法です。


フリーランスが未来にたねをまく営業方法

はじめまして!岩井ななです。私はフリーランスの取材ライター・インタビュアーとしてお仕事をいただくことで生計を立てています。

このnoteの著者 岩井なな

この半年間は、毎月3〜6件ほど新しくご依頼のご相談を受けています。全てをお受けすることはできませんが、どのご依頼をいただけることもありがたく嬉しい限りです。

私のお仕事のいただき方は一見営業とはいえない“待ち”の姿勢に感じる人もいるかもしれませんが、この状況を作れているのは日頃からたねまきをしているから。過去の自分が未来にたねをまいてきたからに他なりません。

これを私は「未来にたねをまく営業方法」と呼んでいます。

人生すべてコンテンツ、人生すべて営業活動

人生すべてコンテンツ、人生すべて営業活動。私はこう思っています。

日頃の発信や行動こそ、自分のスキルや存在をアピールために大切なこと。間接的な営業活動といえます。
このマインドセットが完了してからは、今日というよりも未来に向けてポジティブな発信・行動ができるようになりました。

人生をかけておこなう営業活動

「人生すべて営業活動」というスタンスの解像度をもう少し上げるために、オンライン編とオフライン編に分けて解説していきましょう。

オンライン編

オンラインでのコミュニケーション、とくにテキストコミュニケーションが得意なのはライターの強みだと思っています。だって、文章でお仕事をしているのだから。

私の経験上、オンラインでの発信活動が最もお仕事に繋がっています。もちろんそれは、お仕事を任せていただけるように気をつけながら発信活動を行ってきたからです。

■ポジティブな発信を心掛ける

フリーランスのライターがブログやSNS、公式サイトなどで発信をするとき、大暫定として押さえたいのがポジティブな内容を心掛けることです。

私も取材先やお出掛け先で“ムカッ”とか“イラッ”とか感じることがゼロではありませんが、そのことは絶対に発信しません。

未来のクライアントが自分にお仕事を頼もうとあなたのSNSのタイムラインを見たときに、誰かの愚痴が書かれていると「敵にまわしている人がいる」「何かあったときに自分たちの愚痴も書かれる可能性がある」と考えて依頼をしずらいのは、ちょっと考えればわかることでしょう。

「どんなお仕事を任せても、ポジティブに受け入れて一生懸命取り組んでくれそう」と思っていただけるように、何かを全力で応援したり何かに超ハマっていたりする姿を発信するようにしています。

■興味のあることを発信しておく

少しでも興味のあることは発信しておかないともったいないです。

例えば好きなキャラクターがいるなら、写真付きで投稿したりそのキャラに対する愛をツイートしたりします。
いつかどこかのメディアでそのキャラについての企画が立ち上がったとき、オンラインに痕跡を残しておくことでライターの候補として挙がる可能性が高まります。

それは3ヶ月後かもしれませんし、3年後かもしれません。
でも、何もやっておかないと、そのキャラに関するお仕事がくる可能性すらないと考えるとやらない手はありません。

■問い合わせ先を明確にしておく

感覚に訴える先の2つとは異なり、クリティカルな部分で気をつけておきたいのは、問い合わせ先を明確にしておくことです。

未来のクライアントがSNSでポジティブな発信をしているあなたを見つけてお仕事を依頼したいと思ったとき、どこに問い合わせたら返事がくるのかがわからないとお願いのしようがありません。

SNSのプロフィールに「お問い合わせはDMまで」などでも十分。ポートフォリオにメールアドレスや電話番号などの問い合わせ先を載せておくことも有効です。

これも、自分のことを気にかけてくださっている人と自分を繋ぐ積極的な行動と考えると、未来にたねをまいているといえます。

オフライン編

オフラインとは、リアルな場でのコミュニケーションのこと。
今すぐにライターに何かを頼みたいと思っている人に限らず、ビジネスの場で出会うすべての人に対して、これからご紹介する関わり方をすることで未来にたねをまけます。

■ポジティブな発言を心掛ける

オンラインでのポジティブな“発信”を、オフラインでのポジティブな“発言”に置き換えるだけです。

オフラインの会話では瞬発力や対応力が必要になるため、オンラインの場よりもほんの少し強めにポジティブなマインドと言動を意識するようにしましょう。

オフラインでよりポジティブな印象を残すには、表情も大切です。笑顔でやり取りできると、好印象につながりやすいです。
私は、noteのこの記事のように、相手よりも先に自分から笑顔を見せると決めています。

■自己紹介を簡潔にする

エレベーターピッチのつもりで自己紹介をしましょう。

  • 自分の仕事

  • 自分ができること

  • 自分が好きなこと

名刺交換やカジュアルな会話の際に、上記の3つを盛り込めると素敵です。

例えば私なら

取材やインタビューをメインとしたライターの仕事をしています!企業や観光協会のホームページ、旅メディアなどに載せる体験記事を担当することが多いです。
人好きなので、今日こうやってお話しできるのがすごく嬉しいです!

「フリーランス」や「ライター」だけでは、相手にあなたが何をしている人なのかほとんど伝わりません。
もう少し具体的に、でも質問の余地を残すような自己紹介ができるとベストです。

■SNSをフォローする

邪道に感じる人もいるかもしれませんが、SNSでフォローするのも未来にたねをまく営業方法です。

私の経験上、名刺交換をしてメールをくださるのは20人中1人くらい。SNSでフォローをし合って連絡をくださるのは5人に1人ほどです。
それほどSNSは繋がった相手と連絡を取り合うハードルが低いツールといえるでしょう。

初対面の相手にいきなりSNSを聞くのは失礼ですが、何ラリーかお話しをしたならその日のうちにアカウントを聞くのは問題ないと思います。

相手が何かのお写真を撮っていたら「インスタに載せたりされるんですか?」、情報収集をSNSでするとお話されていたら「もしよかったらアカウント教えていただきたいです!」と伝えてみてください。

オフラインでの出会いからSNSで繋がり、お仕事をいただけたことは何度もあります。
ぜひ、知り合った相手と今後もお付き合いしたい・価値提供できそうだと思ったら繋がっておきましょう。

「あなたを応援します!」「あなたのことが大好きです!」と印象付けるためにも、私は自分から“フォロー”するようにしています。“フォロー”するって、いい言葉ですよね。

まとめ

未来にたねをまく営業方法、未来のクライアントさんへの積極的なアピール方法をご紹介しました。

これらの方法のいいところは、ありのままの自分を見ていただき評価していただけるところ。その上で、ご依頼していただけるところだと思います。
自分から応募文やメールを送っての営業方法では、自分の能力を大きく見積もってしまうのはあるある。それよりも、まずは繋がりを持って自分のことを見ていただき、相手のことを知っていき、一緒にお仕事ができる日までコツコツと積み上げるほうが本質的です。

今回ご紹介したのは、私が実践して結果が出た営業方法です。もしもご意見やご感想があればコメントをいただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。残り少ない今年も、ポジティブな発信を心がけて未来にたねをまいていきましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?