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春の野草

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3〜5月に採取できる野草をまとめました。
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再生

《動画》5月の庭と野草の収穫

裏庭の山の斜面で収穫を兼ねた選択的除草を行いました。 気持ちのいい朝だったので、庭にテーブルを出して、使える葉とそうでない葉を仕分けました。 戸外で鳥の鳴き声を聞きながら、作業できるのも春ならではの楽しみです。 Youtubeで見たほうが綺麗な映像で見れそうです。 noteだとなぜか画質荒いです💦

野草食日記 360 アオキの蕾とポテトの味噌マヨネーズ和え

先月投稿した「アオキの蕾の麺つゆ漬け」は、酒のアテに一口づつつまむような食べ方が似合っていて、一度に沢山消費できません。 しまいには、食べきれず腐らせてしまいました。 もう少しおかずとしてモリモリ食べることはできないかしら?! ・・・と、思いついたのがジャガイモとマヨネーズで和えるレシピです。 アオキの蕾はそのままだと旨みのないアスパラガスの食感。 下味なしでマヨネーズ和えにしてしまうと、ジャガイモと馴染まず浮いてしまいそうです。そこでまずは薄めた白だしに1日ほど浸しまし

北鎌倉野草部 78 なな艸の会 3月

3月28日曇り。 定例の野草観察会を開催しました。 スミカ探求舎のお庭でシモクレンを観察して、それから見晴らし台に行って・・・と、あらかじめルートを考えていたのに、途中、町内に住むHirokiくんの庭で諸葛菜を発見してしまいました。 わいわい言いながら外から眺めていたところにワンコお散歩中のHirokiくんが帰ってきて。 中に入って見ていってください、良かったら採って行って、なんて言ってくれたので、遠慮なく入らさせてもらっちゃいました。 そのあとスミカ探求舎のお庭へ。 こ

北鎌倉野草部 77 ずぼらガーデナー講座で野草料理会@アトピッコハウス鎌倉

鎌倉の八幡様近くにある アトピッコハウスさんで半年に一度行われている「ずぼらガーデナー講座」。 環境に配慮しながらできるだけ手をかけず、ナチュラルガーデンを維持していくコツや方法を、造園家で樹木医の佐々木知幸さん(通称みちくさ部長、略して部長) が教えてくれます。 今回、社屋の庭に生息する野草を選択的に収穫しつつ除草。 お手入れが食に繋がるという趣旨で野草料理会を開催しました。 庭にある毒草の説明も行った後、カラスノエンドウ、ハルジオン、オニタビラコ、ハコベ、セリを収穫。

野草食日記 359 野草天ぷら食べ比べ

今まで試したことのない野草の味見も兼ねて、お昼ご飯に天ぷらを作りました。 忘れないうちに記録。 上から時計回りで、ニワトコ、ヤエムグラ、カラスノエンドウ、花付きショカッサイ (オオアラセイトウ)、クコ。 ショカッサイ以外は、全て葉です。 ニワトコ  畑のニワトコのひこばえ処理も兼ねて収穫。旨みと香りが安定の山菜味です。 ヤエムグラ ベタベタ付く手触りから今まで敬遠していたヤエムグラにチャレンジしました。 揚げるとくっつく感じはなくなります。全く癖がなく普通に美味しいけど

北鎌倉野草部 58 出張野草観察会@鎌倉祇園山ハイキングコース

北鎌倉を飛び出して、と言っても同じ鎌倉市内の祇園山ハイキングコースで野草観察会を行いました。 参加してくださったのは5月の観察会にお越しくださったリピーターの皆さんと、そのお友達です。 祇園山ハイキングコースは、アズマネザサが道を塞ぐような場所もありで、いつも観察会をしている北鎌倉の里山がどれだけ手入れをされているのかを実感。 保全会の皆さんに改めて感謝が湧く、そんな日となりました。 同じ市内でも北鎌倉と鎌倉では土壌や景観が少し違う印象を持ちました。 両者の位置関係がわか

野草食日記 339 秋田の蕨で手羽元のアドボ

アドボというのはフィリピンの代表的な家庭料理なのだそうです。 「漬け込む」という意味の言葉で、文字通り肉を酢などの調味液に漬け込んでから煮込み、ご飯にかけて食べるのが一般的なのだとか。 これを知ったのは坂田阿希子さんの「煮込み料理をご飯にかけて」という本に載っていたからで、アドボ以外にも、各国の煮込み料理が載っています。 本に掲載されていた他の料理も、いくつかチャレンジしました。 でも最近はいつもこのアドボばっかり作っています。 何故なら、手に入れやすい食材で作れて、安上

野草食日記 338 クサギとポテトのベーコン炒め

クサギは佃煮にすると美味しく、毎日おむすび作りをする身にとっては本当に便利な野草です。 ひとつ美味しい料理が見つかると同じものを作り続けてしまう性質なのですが、2〜3年も佃煮ばかり作り続けていたら流石に飽きがきてしまいました。 クサギは特有の香りがあります。 それもあって他の料理を試すハードルが高くなりがちで、石橋を叩いて渡るタイプの私には新たなチャレンジがしづらいということもありました。 なので昨年の観察会でクサギを持ち帰った人が、これでジェノベーゼソースを作って美味しか

北鎌倉野草部 57 なな艸の会5月 週末の部

曇り空でスッキリしないお天気でした。 そんな中、神奈川県各地や都内から沢山の皆さんがお越しくださり、賑やかな野草観察会となりました。 緑地での観察会としては過去最高人数です。 数日前の観察会の時に近くの小学生が食べ頃の桑の実を食べ尽くしてしまったのに、また新たに熟した実がいっぱい。 今日参加してくれたKくんは大の野草好き。 使い込まれた山菜と野草の本を持参、今日紹介した植物を殆ど知っているという博識ぶり。 「特定外来種」というワードが小学校1年生の口から出てくるのにびっく

野草食日記 337 イノコヅチと人参・栃の尾揚げの胡麻和え

山菜、野草の料理法というと、まず天ぷらとよく言われますよね。 アクが強いもの、歯触りや喉越しが良くないものはとりあえず天ぷらにしてしまえば間違いない。 でもね、天ぷらってそうそう毎日食べられないです。 野草でもベニバナボロギクのようにそのままお浸しや炒め物にして美味しいものはいいのですが、そうでないものは天ぷらの時以外は自然と出番が少なくなる。 イノコヅチもそんな野草の中のひとつです。 これは第二次大戦が終わる約2ヶ月前の昭和20年6月20日、食糧がなくて食べることを推奨

野草食日記 336 サシボの麺つゆ漬け

管理人役をしているFacebookグループで、サシボなる山菜の投稿がありました。 サシボとはなんぞや?! それはどうもイタドリの新芽のようなのです。 でも、うちの近くに生えているイタドリの芽よりずんぐりしていて様子がずいぶん違います。 コメント欄では鳥海山麓で採れたものは土壌の関係で酸味がなく、普通のイタドリとは別物と書いている人もいました。 これは今後の学びのために取り寄せねば・・・(好奇心で食べたいだけなんだけど) このずんぐりむっくりは鳥海山麓特有の姿形なのかな?!

野草食日記 335 イタドリの葉茶を作る

昨年、うちの近くに群生している植物がイタドリということがわかり、「来年の春はイタドリを食べるぞ!」と意気込んでいたものの、実際時期になり、現物を目の前にすると、わからないことがいっぱい。 どのくらいの大きさのものを採取したらいいのか?!とか、太さは?!とか。 できるだけ太いものを採取して、家に持ち帰ってからは、下ごしらえをどうするかとか、火の通し具合はいかばかりか、などなどをネットで探し始める始末。 ひとまず、動画で美味しいと言っていたきんぴらを作ってみたけれど、うーん、

北鎌倉野草部 53 個別野草観察会と料理ワークショップ 4月

4月はセイタカアワダチソウを料理するワークショップで募集をしていましたが、早くに満席となってしまいました。 定例の会の募集には間に合わなかったけれど、どうしてもセイタカアワダチソウ料理を食べてみたいということでご希望があり、個別観察会とワークショップの申し込みをいただきました。 前日の激しい雨降りが嘘のような雲ひとつないお天気。 まずは山へ向かいます。 途中、育って葉っぱになってしまったゼンマイやいくつかの毒草を観察して、セイタカアワダチソウが生えている原っぱへ。 3月

野草食日記 334 クコの卵とじ丼

仕事場の近くでクコが自生しているところがあり、葉を少しだけ採取できたのでお昼に中華風の卵とじ丼を作りました。 作り方は簡単。 米油でクコを炒め火が通ったところでフライパンの端に寄せ、油を足して溶き卵を加えます。大きく返しながらクコと混ぜ合わせ、オイスターソースと砂糖少々で味付け、そして仕上げにごま油。 出来上がったクコ入り卵焼きをご飯の上に乗せます。 コツは、卵がパサパサにならないよう、火を通しすぎないことくらい。 卵をフライパンに入れてから味付けまでは大急ぎでね。 胡麻油