見出し画像

野草食日記 180 腱鞘炎にならないマーマレードの作り方

お庭で採れた橙の実を分けていただきました。
農薬がかかっていない柑橘が手に入ったときには、大抵マーマレードを作ることにしています。
マーマレード、大好きなんです。
食べるのも、煮ているときに家中に充満する素晴らしい香りも!

春に肝の気が上がりやすい私のような体質には、気の巡りを促す香りのある食べもの、例えばシソやセロリ 、ミントなどが薬膳的に良いと言われます。
柑橘類もそのひとつ。
春の初めのこの時期に、色々な柑橘類が成るのは神の采配とまで思えます。

20年位前に初めてマーマレードを作ったとき、剥いた皮を端から千切りにしたところ、固さで手首を痛めてしまいました。
マーマレードは美味しいけれど作るのが大変、そう思っていましたが、数年後ママ友からもらったレシピを見てああそうかと。

画像1

半割、あるいは四つ切りにした皮を煮て、柔らかくなってから千切りにする。

そんな簡単なことにどうしてそれまで気づかなかったのか・・・。
これを読んでいる人はきっと「そんなこと当たり前でしょ?!」って思っているかもしれませんね。
アホや!
はい、自分でもそう思います。

それからというもの、マーマレード作りのハードルはぐ〜んと低くなり、夏みかん、八朔、伊予柑など、手に入った材料でほぼ毎年作り続けています。

橙で作るのは初めて。
しかも枝付き。
ヘタのところにちっちゃい粒々がついているのが可愛い。

画像2

画像3

深いオレンジ色のマーマレードが完成しました。
今回はちょっと水分少なめだったなぁ。

作るときに、煮汁に漬けてしばらく置き、更に何度か水を変えながら苦味を抜いていく、という過程があります。
この捨ててしまう煮汁が実はとても便利なんです。

以前市販のオレンジ洗剤を気に入って使っていたのですが、ある年ふと煮汁で食器洗ってみたらどうなるかな?!と試してみたら、油汚れがよく落ちる。
特にグラス類がピッカピカになります。
それはもう気持ち良いくらいに。

この日はステンレスのヤカンを磨きました。
薄皮でも油が落ちるので、煮汁を付けつつ皮でコシコシこすりました。

画像4

ペットボトルなどに入れて3〜4日で使い切るくらいの感覚で。
レンジ周りも普段とは違うスッキリ感になりますよ。
お試しあれ。

画像5

頂き物のお洒落なビール瓶に入れると、気分が上がります。

この記事が参加している募集

私のイチオシ

野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。