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野草食日記 153 明日葉入りの玉ねぎおじや

昼間は暖かくとも、朝晩冷える日が多くなりましたね。
それでも日によっては、昼間も気温が上がらないときもあり、冬が近づいていることを感じます。

この日はそんな日中も肌寒い1日で、出かける予定もなく、日当たりのよい部屋でホットカーペットをつけ、猫と一緒にのんびり過ごしていました。

12時が近づいたので、昼ごはん、何にしようとキッチンに下りると、ご飯がお茶碗に一杯。作り置きのおかずも食べ切って他に何もありません。

寒いからあったかいものが食べたいなと思い、お出汁に千切りの玉ねぎとご飯を入れてコトコト。
その間に庭に出て、植えてある明日葉を採りに行きます。

この明日葉は、春にご近所さんから苗を分けて頂いたのですが、1か月に一本くらいしか新芽を出しません。
日陰好きな植物なのに、なぜ?!とずっと思っていたのですが、先日、分けて下さったお家の庭と比べてみると、日陰は日陰でも明るい日陰なのだということに気づきました。

うちの明日葉が植わっているのは山の木に覆われているので、暗い日陰です。
植え替えが必要ですね、きっと。

1か月に一枚の貴重な葉を2枚手に携えてキッチンに戻ると、お出汁を吸ったお米が柔らかに膨らんで、煮汁にとろみがつき始めていました。

お味噌を加えしばらく煮た所に、冷凍しておいたしらす干しを入れ軽く馴染ませ、刻んだ明日葉をパラリと。
熱々のおじやの出来上がり。
湯気も温かです。


野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。