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年末年始ヨーロッパ旅行記 ドイツ編

帰国してからだいぶ経ってしまいましたが、年末年始にいった3週間のヨーロッパ旅行の記録をここに残していこうかなと思います。
※カタカナ表記が苦手なので、地名のみ英語表記で書いていきます。

旅のきっかけ

今回の旅の目的は
①フランス留学中の親友を訪ねる
②ドイツ在住の叔母、親戚を訪ねる
③どうせヨーロッパ行くならついでにイギリスでミュージカル三昧

と、ついでについでにが続いて、最終的に3週間のまあまあ長期旅になりました。
思い返せばなんで寒いこの時期にしたのかは謎ですが、1月中旬にウエストエンドでクローズする作品を逃したくなくてが1番の理由だと思います。
逆算すればクリスマスをヨーロッパで過ごせるし、、、。

ということで、ドイツ→フランス→イギリスという東から西へと向かいます。


今回は最初に訪れたドイツ編🇩🇪
叔母の自宅に6泊7日の滞在。
フランスから訪れた親友とStuttgartや近郊地のクリスマスマーケットを巡ったり、親戚とドイツの伝統的なクリスマスを過ごしました。

一日目 到着日


ルフトハンザ航空を利用してMunich経由でStuttgartへ。

Stuttgartの空港


無事に到着した最初のご飯はまさかのたこ焼き、、、。
嬉しいし美味しいのはもちろんなんだけど、出国前に今年はおせちが食べられないので日本食食べ納めしていたのもあり、常に日本語でたこ焼きを食べている光景は私にとってドイツに来た自覚ゼロ。
先に到着していた親友は叔母宅での日本食が食べられる環境や日本語が飛び交う食卓、檜のお風呂などに大興奮していたので、日本から来た日本人の私はテンションが置いてけぼりでした。笑

叔母に頼まれていた大量の日本食材とグッズを渡して一安心したら、時差ボケや長時間フライトに疲れ切っていたので、ご飯とお風呂のあとは倒れるように寝ました。笑


二日目 Esslingen


この日からはエンジン全開で早速親友とクリスマスマーケットへ。
一つ目は祖母おすすめのEsslingenのクリスマスマーケットに向かいました。
EsslingenはStuttgart から電車で20分くらいの街で、中世時代の雰囲気を再現したユニークなクリスマスマーケットが有名で観光客もたくさんいました。

クリスマスマーケットでは念願のソーセージやグリューワイン、チュロスといった屋台グルメを堪能し、中世時代スタイルのショーや独特の出し物や屋台を見て回りました。
その後、叔父おすすめのレストランでこの地方の郷土料理シュペッツレやドイツの山盛りアイスを食べながら、溜まりに溜まった4ヶ月分の近況報告や愚痴、人生相談などを3時間ほどしていました。

カットしてもらったソーセージとグリューワイン
ステージで行われてる黒魔術的なショー
中世風の衣装でソーセージを焼いている屋台
なんだか怪しい仮面屋さん
キャンドル立てなどをその場で作ってくれるお店
デザートのチュロス
ケーゼシュペッツレ/チーズシュペッツレ
お店の方はMac’n’cheeseって説明してました。
(多分ちょっと違う)
黒い森のアイス
(バニラやチョコアイスに生クリームと砂糖漬けチェリー)

その後はいろんなお店を回って、クリスマス気分に浸ったまま帰路へ。
久しぶりのドイツのクリスマスマーケットはどことなく安心感のある懐かしさと用途がわからなかったりする新鮮さがどちらもあって不思議な体験でした。

夜はいろんなお酒といろんなチーズを食べ飲み比べしながらのラクレットディナー。従姉妹のお友達もいたので、日・英・独・仏と超多言語がぐちゃぐちゃに混ざった独特なディナーでした。

チーズ食べ比べプレート
(これで1.5人前)


三日目 Ludwigsburg

この日は仕事帰りの叔母、学校帰りの従姉妹と4人でLidwigsburgまで行ってきました。

その前に寄り道で、前日も食べたシュペッツレランチへ。


シュッペツレはこの地域の郷土料理で独自のヌードルとシチューを合わせたスタイルがスタンダードで、一口にシュッペツレといってもお店や家庭によって、レシピはそれぞれ。
シチューも様々だし、シュッペツレ自体も味食感形それぞれ。

そんな中、シュッペツレ大好きな祖父が叔母宅周辺のレストラン30件以上回って一番美味しかったといっているのがこの時のお店でした。
味の決め手となるシチューは日本のビーフシチューにちょっと似たちょうどいいしょっぱさで、ビールとの相性もいい、それにシュッペツレのヌードルはちょうどいい硬さでシチューに絶妙に絡んで美味しかったです。

その後、Ludwigburgのお城とクリスマスマーケットへ。
もちろんこの地域はStuttgartがメインエリアではあるのですが、メルセデルベンツやポルシェといった車会社の本社があり、戦時下では武器や戦車の製造業が盛んだったため、空爆で焼け野原になった土地です。
そのため、Stuttgart自体にはTHEドイツ!って雰囲気のお城や建築はほとんど残っておらず、現在ではビルが立ち並ぶ街です。

その代わりではないですが、Ludwigsburgには戦争よりはるか前に超遊び人で文化面を支えたカールオイゲンさんがStuttgartから移し建てたお城があります。

ludwigsburg城



残念ながらクリスマス休みでお城の中は見学できなかったのですが、元ガイドの叔母のパワーを借りて、カールオイゲンさんが発展させた演劇博物館の見学だけさせてもらいました。

なぜ演劇博物館があるかというと、この宮殿内劇場でヨーロッパ初の高速大道具入れ替え装置が導入されたから。
大きな丸太を使った技術によって、今まで手動だった舞台装置や背景といった大道具などの入れ替えがとてもスムーズになり、当時はセンセーショナルだったそう。

この演劇博物館も演目や衣装の展示ではなく、その丸太の技術や舞台装置の展示がほとんどでした。 
同行した従姉妹、親友、叔母をほっといて大興奮でバシャバシャ写真を撮る私。
次訪れた時はその劇場含め、お城内も見学してみたいなと思いました。

舞台セットの展示
舞台装置のデザイン画
丸太の技術を説明する装置

さてお城を後にし、クリスマスマーケットまでの道中で叔母にこのタイルに関して説明してもらいました。

これはナチス統治時代、強制収容所に送られたユダヤ人の方の追悼碑で、その方々が住まれていたお宅の前に置いてあるそうです。
この記念碑を見ていると、今はビルだったり、チェーン店だったり、姿形が変わっていても、このような時代があったこと、このような歴史があったことを決して風化させないという強い気持ちが伝わってきました。




さて、そのあと向かったクリスマスマーケット。
前日のEsslingenとはまた全然違った雰囲気でイルミネーションが美しいクリスマスマーケットでした。
大きな広場にきゅっとまとまっているのもあって、周りやすかったです。

メインストリートのイルミネーション
広場内のステージ


4日目 Stuttgart

この日はポーランドに留学中のサークルの友達(Aちゃん)と合流して、Stuttgartのクリスマスマーケットに行ってきました。Aちゃんと親友は初対面にも関わらず、2人ともノリがいいので3人仲良く楽しんできました。

Stuttgartのクリスマスマーケットはドイツ1大きなクリスマスマーケットで有名で、規模もさることながらお客さんの数も凄かったです。
おそらくこの日は12/22でクリスマスマーケットがそろそろ終わる時期なのも相まって、街中クリスマスの香りが漂っていて、凍えるほど寒かったですが、心はポカポカでした。

3人でそれぞれ違うソーセージを食べ比べ
3人でそれぞれ違うお酒を飲み比べ
オレンジ系、チョコ系、アップル系
Stuttgartの夜景
ジャムまんシロップがけみたいなデザート

3人ともお酒好きなので、グリューワインだけでなく、屋台にあるお酒は片っ端から飲んでみて、つまみにソーセージやスナックを食べ歩き、とにかく店舗数が多いので、想い想いにお土産も買ったりと後悔なきようクリスマスマーケットを堪能しました。

暗くなってからは街の中心にある観覧車に乗ったり、イルミネーションを見たり。

そして、私たちは叔母宅へ、Aちゃんはクリスマスマーケットをハシゴしに電車に乗ってたら、なんとびっくり仕事帰りの叔父に遭遇。

叔父が今年はまだクリスマスマーケットに行ってないからと結局4人で前日に行ったLudwigsburgのクリスマスマーケットへ。
4人で思う存分、飲んで食べ、Aちゃんとお別れして、帰路につきました。

5日目 Ludwigsburg

この日は2日前Ludwigsburg城に行った時にパンフレットを見つけたKlimtのイマーシブ展示へ。

この日から土曜日でホリデーがスタートしたので、私1人で行くつもりがみんなで行くことに。

以前ニューヨークでもKlimtのイマーシブ展示を見てきたので比較すると、やはり空間が制限されてしまうと没入感が今ひとつかなぁと思ってしまったのが正直なところ。

今回の展示はイマーシブ空間に入る前の解説が面白くて、別荘や当時のウィーンの社交界について作品を知る上での情報だけでなく、ナチス統治下で焼かれてしまった幻の絵があった歴史なども学べて満足度はとても高かったです。

3D体験展示
VRクリムト
めちゃくちゃ酔いました。

Ludwigsburgには有名な映像学校があるのも相まって、没入感よりも映像デザインの工夫を強く感じました。
また、学生のお客さんがとっても多かった印象です。

その後は駆け込みクリスマスショッピングをしにモールへ。
いつもと比べてクリスマスに焦った人々が行き交う殺伐としたショッピングモールで買い物後にアイスクリームを食べてきました。

ドイツのアイスクリーム屋さんに行って、日本のアイスクリーム屋さんの感覚で1人1個頼むと…。
到底食べきれない4人前くらいの量が来てしまったので、もしドイツ行かれる方は注意してください笑


高さ30センチくらいあるアイス


そのあとは夜ご飯にソーセージをグリルして、クリスマスプレゼントのラッピングをしました。


クリスマスイブと当日に関してはこちらに先に書いているので気になる方はぜひ読んでみてください!

今後、パリ編ロンドン編続きますので、気になる方いらっしゃいましたら、フォローといいねよろしくお願い致します!
それでは、また!

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