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半身浴って体に良い??

入浴には以下のように3つのメリットがあるそうです。

1. 水圧がかかること

2. 体温が上がること

3. 浮力によって免疫力が上がること

今の季節のように寒い時もお風呂に入りたくなりますが、仕事のあとや運動のあとにも入浴したい気分になりますよね。


それらの理由にも科学的なメカニズムがあるようなんです。

その理由について、上の3つのメリットから説明していきます。

1. 水圧がかかること

お風呂に浸かることで、実は大人の体では全体に1トンほどの水圧がかかっているそうです。

高い水圧がかかることで、リンパ管に溜まった老廃物が静脈に流れて、腎臓→膀胱を経て尿として排泄されます。

お風呂に入ったあとに尿意が出てくるのは、そのメカニズムがあったからだと知り、なるほど!と思いました。


◇代謝が追いつかなくなると『乳酸』ができる

例えば、激しい運動をしたあとはしばらく体が動かなくなりますよね。

これは、生命活動に必要なブドウ糖が激しい運動によって代謝が追いつかなくなり、それによって乳酸(老廃物=毒素)が溜まるからです。

その乳酸は足のふくらはぎに溜まり、これが『浮腫み』の原因だそうです。

もし乳酸が脳や心臓に直接回ってしまえば致命傷になる話ですが、一番害の少ないふくらはぎに溜まる構造になっているとは、人間の体ってすごい高機能なんだなぁ‥と偉大さを感じました✨

◇五右衛門風呂は理に適っていた

現代の湯船って浅くて広い、いわゆる『寝風呂』に近い形ですよね。

この形状だと確かにリラックスできるし、寝ているような感覚で心地よいと思います。

しかし水圧で考えるとあまり圧力はかかりません。

これだと老廃物の排泄には不十分で、本当の意味で疲労がしっかり取れないことになるようですね。

また半身浴では上半身の気化熱で体温が下がってしまうため、乳がんの人には半身浴を実践している人が統計的に多いそうです。


2. 体温が上がること

がん細胞は36.2℃以下で増え始め、38.5℃以上で死滅し始めるそうです。

がん患者にはお風呂に入らずシャワーのみや半身浴の人がとても多いとか‥

◇末梢循環不全

いわゆる末端冷え性ですが、この場合は手先や手足を温めても意味がありません。

43℃くらいの熱いお風呂に頸まで浸かることが冷え症改善のポイントのようです。

それを毎日の習慣にすることで、血管自体も新陳代謝し弾力のある血管に戻っていきます。

やはり根本の改善には時間がかかるものなんですね。

◇体温の低い人には『ゴースト血管』がある

体温の低い人は、動脈と静脈が入れ替わる手前から血液が動いていないそうです。

これが末端冷え症の症状ですが、これは心臓の拍動圧が上がらない限り改善することはありません。

熱いお風呂に入ることで、血圧を上げ、脈拍数も上げる。結果として体温が上がり血液が体の隅々まで循環することになります。

3. 浮力によって免疫力が上がること

お風呂に入ると浮力によって体が軽くなり、その状態になると血液が増多症になり、赤血球や白血球が増えるそうです。

この現象を利用し、食物から取り込んだ鉄分などを適切に血液の生産へと促すことができます。

血液が増えれば貧血なども解消し、免疫力の高い体へと変化していきます。

◇アルコールがもたらす弊害

これはお風呂の浮力とは関係ありませんが、アルコールは水にも油にも溶ける性質があるようです。

もし、お酒を飲んでそのまま横になったしまうと、乳酸などの老廃物も一緒に取り込んだ状態で体中を巡らせることになります。

アルコールを摂らなくても、疲れた状態で横になり寝てしまうと老廃物が体内に回るのは同じですが、アルコールはそれを更に倍増させるような害をもたらせるようですね。

起きた時に頭がガンガンしたり、疲れが取れない、睡眠障害などの原因は老廃物が代謝されていないからです。

◇疲れているときこそお風呂に入る

日本ではほぼすべての家庭でお風呂に湯船がありますが、海外では湯船がないのがむしろ普通です。

そう考えると、日本って本当に恵まれた環境下にあるなぁとしみじみ思います。

お風呂は、疲れを癒し、病気を治し、メンタルも良くする最高のアイテムかもしれませんね。

今回のお話は↓の動画を参考に書かせて頂きました。よろしければご覧になってみてください。


◎最後に

人は『常識』囚われてしまうと、たとえ違和感を感じていても『なんとなく』受け入れ、それを採用してしまいます。

『思考』は人間だけに与えられた特権のようなものですが、思考力があるがために本来持っている直感力を無視し、流行や他者の目線、あるいは権威などに流されて誤った選択をしてしまう生き物です。

今回なぜ↑の動画を紹介したのかと言うと、自分の直感とピッタリ一致していたからです。

例えば、私は熱めのお風呂が元々好きで頸まで浸かることを心地よく感じていましたし、逆にぬるいお風呂や半身浴を気持ちよく感じていませんでした。

その一方で、なぜか(いつの間にか)半身浴が流行っていたり、浴槽も浅くて広いものが世に受け入れられるようになっていましたが‥

これからも私は流行りや常識などに囚われることなく、自分自身が心地よく感じることを選択し取り入れていこうと思います。


最後まで読んで頂きありがとうございました。


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