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自分を許す。母の死が教えてくれたコト。

◆今日は父の命日で、無事に法事を終えました。命日は故人を思い出すことが一番の供養になるということで父母私、それぞれ若かりし日の家族写真を添えて家族の事について投稿します。ちなみにこの写真は私の宝物です。

病気を苦に、自ら命を絶つという選択をし
旅立った母。何もしてあげられなかった私は、
罪悪感にさいなまれ…自分を責める日々。
苦しみ、悲しみの底をさまよい「自分を許すこと」の大切さを学び、光が見えてくるまで。

母が亡くなった後、仕事以外の人とは誰とも会う気になれず完全に引きこもった。結果的に一人の時間を持つことになり、とことん自分と向き合った私。毎日夜になると、母の写真を見ては泣き…いろんなことを思い出しては泣いて。一人で過ごすと、自分と会話するしかないから、段々と自分の心の声が聞こえるようになってきた。 

(※私の場合は母が自殺で亡くなったため、喪失感は人一倍大きかったと思う➡︎関連記事は一番下にリンクしてあります)

そんなある夜、車を運転していたら、心の中にストーンと何かが落ちてきた。私の場合、車の中という周りの景色が移り変わる小さな密室で、こういうひらめきが起きやすい。


ストーンと落ちてきたものは…

亡き母に「こうしてあげれば良かった」「もっと何かできたんじゃないか」という後悔の念が、私の心の中を覆っていたという事実だった。


又、母に充分なことをしてあげられなかった自分を許せないでいるということも心の中に落ちてきて、運転中にもかかわらずドバーッって涙があふれ出てきて「ごめんね、ごめんなさい」と言いながら大泣きしてしまった。(歩行者や対向車の人が見てしまっていたらビックリしたに違いない。)



私は、母が亡くなってからずっと自分を許せないでいることを認めることが怖かったんだと思う。そんな自分から逃げてたんだと思う。人は弱い。みっともない。

でも、そんな自分を認めて受け入れた時に、やっと「私、自分を許さなくちゃ」という気持ちが沸いてきて、そこから色んなことが見えてきた。


人には良い面もある、でもダメな面もある。でもどちらも私の一部なんだ。弱くてみっともない自分も私。そんな自分でいい。そう思えた時に、亡き母への罪悪感や自分を責める苦しみから解放され楽になっていった。そんな私を見て、きっと亡き母も安心してくれたことだろう。

人は、自分のダメな部分や自分の心の叫びと向き合わないと、本当の意味で先に進めないと悟った出来事だった。


もし、同じようなことで苦しんでる人がいたら、今すぐ許せなくても、いつか自分を許してあげて欲しいなって思う。また、苦しんでる誰かを知っている人がいたら、この記事のことを思い出して伝えて欲しいな。自分を許すことって思ってるより大変なことだけど、自分を許し解放できるのは自分だけだから。まず、自分の気持ちと向き合うことから始めてみよう。


そして、救いの声もあった。母が亡くなって荒れまくってた私に、知人がくれたステキな言葉。

「どれだけ尽くして一生懸命やってたとしても…必ず後悔は残るよ。それだけ大切な人だったということだから」

この言葉にとても救われた。今でも、たまに母を思い出して悲しくなると、いつもこの言葉が私を支え励ましてくれている。

私も、こんなふうに誰かを励ませたらいいなー(#^.^#)

自分の為に
自分に許しを与えましょう!!!

◆2013年10月31日の日記

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