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⑦兄が呼んだ警察官「民事不介入、平等」なんて全くのウソだった!間違った国家権力恐るべし。

精神病院から行方不明になった父を探し、
弁護士さん2名と東京から熊本へ。
実家には「立ち入るべからず」の貼り紙が貼られ、門には南京錠が。父を探す事が出来ず役所に相談→計6名で再び実家へ向かい兄夫婦に呼びかける→門の前にパトカーが止まる。今回の記事は、兄夫婦の驚きの行動から始まります。
これまでのお話はこちら↓①〜⑥話まで。
     


私が父に会いたい一心で玄関の前に立ち尽くしていた時、一台のパトカー🚔が実家の門の前に止まった。そこから2名の警官が降りてきて、「〇〇さんですか?」と私の名前を確認してきたので、「はい、私です」と答えたらお話を聞きたいと言われた。

まず、
「ここに何しに来ましたか?」と聞かれる。

私は、最初のその一言にも憤りを感じたが、必死に耐え冷静に「父に会いにきました。ただそれだけです。実の娘なので。父が見つからず探しに来たんです」と答えた。

すると警官は「この家にいらっしゃる白○貴○さんから、家の前に不法侵入者がいるので、今すぐ来てください!と通報がありました。」と言う。

えっ?実の妹が、
血の繋がった肉親が!
不法侵入者だって⁈

とても自分の身に起きたことだとは思えなかった。 夢であって欲しかった。


でも、それは悲しいかな現実。
その後、二人の警官は兄夫婦と話す為に玄関の中に入っていき、しばらく戻って来なかった。

そして、兄夫婦と話し終えて出てきた警官2名は、役所の福祉課の担当者と話し始めたが、私から距離を置いて話していたので、内容は聞こえなかった。 

話が終わると役所の人が私の所へ来て「お父様はお兄さん夫婦に保護されているので何の問題も無いとのことです。なので私達は帰ります。」と言う。


えっ…そんな。

保護されてると言われても…

「私に会わせないという現状が異常な行動じゃないんですか? 何の問題もない? 貴方達はなぜそう思わないんですか?」と返した。

でも、警察の力は偉大だった。

「警官の方がああ言ってる以上、私達には何も出来ないんです。」と、申し訳無さそうに言って帰ってしまった。

人は国家権力に弱い!

私は、この後、更に警察官や裁判官に立ち向かうことになるのだけど、

どうして皆んな、こんなに国家権力に弱いのだろう。

相手がどんな立場の人であっても

同じ人間なのに!!!

私は、この時、誰もが怖がって味方になってくれなくても、自分一人で絶対に立ち向かう、と誓った。こんな道理の分からない警察官を怖がりたくなかった。

この日、私は父と会えたら自分が泊まっているホテルに保護し、その後、東京に連れて帰るつもりでいた。 

だが、こうなってはもう絶望的だ。


頼みにしていた弁護士でさえお手上げ状態。
(これ以降、数年に渡り弁護士と関わりを持つことになり、様々なビックリ体験をするが、この話はまた別の機会に)

警官2名は兄夫婦の口車に乗り、完全に私を悪者として見ていた。 

まただ…

きっと、「妹はお金目当てで父に取り入ろうとしているんです。仕事も上手くいってないからお金が必要なんです。そんな女なんです。」とでも言ったのだろう。

そんな目で見られていることがビンビンに伝わってきたし、兄夫婦が私のことをあちこちでそんな風に言い回っていることを、周りの知人からも聞いていたので、もう慣れっこだった。

でも、警察ってこれでいいの?


片方の言い分を聞いてそれを信じ、相手を色眼鏡で見て判断するなんて。

民事不介入、平等という概念はどこにいったんだろう。

もう、この時の私は頭がおかしくなりそうだった。


そして、パトカーのライトに驚いた近所のおばさんがやって来て、玄関前の張り紙を見て「兄妹なのになんでこんな…仲良くしないと」と言った。

私は、この「仲良くしないと」という言葉を周りの人から幾度となく言われたきた。だが、仲良くしたいと思っていても、こればかりはひとりで出来るものではない。ましてや、私なりに一生懸命努力してきた。だから、この言葉には何度も傷ついたものだ。

おばさんに悪気がないことは分かっているけど、実情を良く知りもしないで、軽々しく、「仲良くしないと」などと言って欲しくなかった。

そして
この後、私は父と会うことができるのだろうか。
次の章に続きます。

最後に、警察さん、

もう一度
民事不介入、平等主義、を勉強し直してください!

と叫んで終わります🗣💢

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