【教育】フィールドワークレポート

みなさまこんにちは。
七香です。

今回は、前回アップしました、
『質的調査の方法 他者の合理性の理解社会学』

を参考にして約3ヶ月間行ったフィールドワークのレポートを書きたいと思います。📝



ふれあい館について

フィールドワークを行った場所は、

社会福祉法人 青丘社 の、 ふれあい館 という場所です。


ふれあい館のホームページはこちら▽



民族差別問題の削減に取り組んでいる施設で、
日本人と韓国・朝鮮人を主とする在日外国人が、市民として子どもからお年寄りまで相互にふれあうことを目的とされています。
(ふれあい館条例より)

参加したプログラムについて

参加する前の考えと着眼点

最初はとにかく、わからないことがわからない状態でした。

この授業を受けようと思った理由でもある、
・子どもと触れ合うことが好き
・アルバイトでお教室の先生をしている
・教員免許の取得を目指している
という観点から、まずは 【教育面】 と、

私にとって新鮮な分野である民族差別問題を学ぶ 【共生面】

この二つを軸に、フィールドワークを始めてみました。

フィールドワークの「問い」

とりあえず、ここでの問いは、
民族差別問題とは?
にしました。

しかし・・・

教育面はなんとなくわかっているから💭という余裕と
民族差別問題について学ばなきゃ という考えが
のちに私を縛ることに。

参加当初の違和感

参加当初は、違和感ばかりでした。

なぜなら、真面目に取り組んできた中学生の頃の私と、
正反対の価値観を持った生徒たちが多かったからです・・・。

学習サポートにあたっての葛藤

このような違和感や葛藤によって、フィールドワークの「問い」である、
民族差別問題とは?」に全然近づけなかったのです。

男子中学生に 声がけ すらできない。
そんな自分が、これから教員なんてできるのかどうか不安にもなりました。

 勉強する場所だから、「勉強しなさい!」と言いたいけれど、
周りをみているとそんな空気でもなくて、
「勉強するよ〜」なんて言ったら
「何この先生。すごい張り切ってるじゃん。この人は僕とは違う。」
と距離を置かれそうで
ただただ黙り込んでいることしかできませんでした。

自分自身の変化と切り口

このフィールドワークを経て、考え方を変えたことが二点あります。

1『自分の価値観や考えを生徒に押し付けない』


勉強する場所だから勉強しないといけない 
という正しさは私が考える正しさであって、生徒の正しさではないこと。

凝り固まった自分の考えを柔らかくしたら

生徒に寄り添うことができたような気がしました。

そもそも、勉強する場所 という考え自体が凝り固まっていて、

ふれあい館とは、生徒にとって、友達との時間を過ごす大切な居場所 だと感じました。


2『フィールドワークという点において、
生徒だけに焦点を当てるのではなく、周りの学習サポーターはどのように取り組んでいるのかを観察してみる』


そこには、元気な生徒たちをみて、「自分たちも、中学生の頃はあんなふうにはしゃいでたな〜」と微笑ましく眺める学習サポーターたちがいました。

生徒と同じように、ゲームを楽しんでいる人もいました。


そこで、学習サポーターにとってふれあい館は、中学生時代を思い出したり、中学生時代の思いを思い出して共感してあげられるからこそ、生徒に寄り添ってあげられることにやりがいを感じる場所なのだとわかりました。


新たな問い

では、教育基本法とか義務とかで、
教員の立場として本当に「勉強しなさい!」
と言わないといけない環境になった時、
(なんだか「勉強しなさい!」という言葉が違うと思うのですが)

生徒の心に寄り添って、授業に参加するように誘導するにはどうしたら良いのか疑問に思いました。

今年はいよいよ、教育実習です。

このような問いを抱えて、新たなフィールドワークに励みたいと思います。

フィールドワークを通して

生徒たちを理解しようとしながら、結果的に、自分自身と向き合うことができました。

私が掴んだ「共生」とは、
まずは自分自身を知って、
その次に
さまざまな考えを受け入れる
隣人を尊重する
心が通う

ことだと思いました。

共生を考えるとなると、まず、他者理解をしようとして、目に見える違いに目がいってしまい、目に見えない数々の共通点を見落としてしまいます。

だから、これからは、他者理解をしようとする時に、
違いに目を向けすぎていないかな と
考えてみたいと思いました。

フィールドワーク最終日に、生徒と一緒に飾ったクリスマスツリーです。🎄
当初は全然話せなかったけど、最終日には生徒とたくさんお話ししながら作ったクリスマスツリー。本当に楽しかったです。

このような貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。


そして本日も、読んでいただきありがとうございました。🌞



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