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社会人2年目でわかった「新卒らしさ」の使い方

これは Money Forward Design Advent Calendar 2023 12日目の記事です🎄

こんにちは🐴 マネーフォワードのなかねなつはです!HOME本部に所属しマネーフォワード MEのデザイナーをしています。

社会人2年目は、とても充実した毎日を過ごすことができました。特にこの半年間は1プロダクトのUIUXデザイナーの枠を超えて、様々なプロジェクトに関わるようになり、日々学びを得ています。

仕事の中でも、ユーザーさんと会うことができるイベントが毎月の楽しみ

最近はデザインスキルが成長しただけでなく、仕事への向き合い方・考え方が変わってきた気がします。今回は若手デザイナーや、これからデザイナーとして働く学生へ向けて、「2年働いて、こんな考え方を身に付けたよ!」といった内容を共有したいと思います💌

「新卒らしさ」ってなんだろう?

社会人になってから「新卒らしさを武器に」という言葉を何度も耳にしました。その度にどういうことだろう?と疑問に思ってしまっていました。

「新卒は好きにやって失敗してもいいよってこと?もっと期待して欲しいな。」「フレッシュさで会社を明るくすること?会社の雰囲気が良くなるのはわかるけど…。」

今思うと恥ずかしいですが、ひねくれ者のわたしはこんなことを思っていました。憧れの先輩デザイナーに早く追いつきたくて、「新卒」と呼ばれることも嫌でした。

社会人2年目になってからの私は「新卒らしさを武器に」という言葉を次のような意味で考えるようになりました。

「新卒は経験が浅く、周りの期待値が成功よりも挑戦に向いている。これは答えのない問いに向き合うための最強の武器となる。」

経験の浅さは武器だと分かった

冒頭でも述べたように、自分の関わるプロジェクトが1年の間にだいぶ変わってきたなと感じます。1年前までは、既存機能の改善を主に担当していたのですが、ここ最近は新機能のデザイン、プロダクトの未来の理想の姿を考えるプロジェクトや、AIとの共存を模索するプロジェクトに関わっています。1年前は、「答えに辿りつくための経験値が足りていない!」と思っていました。確かに答えがあるものに対してはしっかり調査し、最後まで丁寧に取り組む必要があります。しかし、この1年でプロジェクトの難易度が上がり、たくさんのリサーチと思考を試して思ったのは、いくらリサーチをしても、思考しても、完璧な答えに辿り着くことがない問いがあるということです。

完璧な答えがないということは、ある程度自分の立てた仮説を信じて前に進むべきタイミングがあるということです。いつまでも調査や思考を繰り返していたら、ユーザーに何も届けられなくなってしまうからです。仮説を疑うときはとことん疑い、仮説を信じるときは強く信じる。これを繰り返すことが答えのない問いに向き合うコツなのかなと思うようになりました。

Double Diamond Diagramに当てはめるとこんな感じ

経験値が上がり視野が広がれば広がるほど、多くの仮説が立てられるようになってきます。そうなると、一つのものを信じ切ることに強いメンタルが必要になってくると、わたしは想像しています。周りの先輩デザイナーはその強いメンタルを持ち、答えのない問いに向き合っているので、すごい!と思います。一方、若手デザイナーの私は経験が浅く視野が狭いからこそ、一つのことを自信を持って信じて貫き通すことが周りよりも容易にできるのではないかと感じています。また、間違ったタイミングで仮説を信じてしまっても、ブレーキをかけてくれる上司や先輩たちが私にはいます。

「経験値は自然と身につくと思うし、今は経験の浅さを活かそう。やれるところまで調べたら、失敗を恐れずに、無邪気に信じてみよう」と思うようになりました。

「失敗してもいい=期待値が低い」ではなかった

答えのない問いと向き合うことを期待されているのであれば、期待値は低いどころかかなり高いのだと思います。「難しいけど、立ち向かって欲しい。失敗したら周りも一緒に責任取るよ。」と言ってもらえているのであればかなり得してますね。「新卒特権ってこれか!」と、やっと気がつくことができました。

意気込み

私の周りには優秀で経験値が高い先輩デザイナーがたくさんいます。それでも、「自分が一番答えのない問いに立ち向かって、プロダクトを進化させていけるデザイナーだ!」という強い気持ちで今後も頑張りたいと思います🌷


読んでいただきありがとうございました!マネーフォワードに少しでも興味を持っていただけた方がいれば、ぜひ下記のリンクからご連絡ください✨

そして、アドベントカレンダーの13日目は yunさんです!お楽しみに〜💭

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