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周りに恵まれてる、と思ったら

私は周りに恵まれている、と思ったことがあるだろうか。

そう感じることが、私にはこれまで幾度となくあった。困った時に助けられた記憶はもちろん、そこに誰かがいてくれたり、誰かが何かをしてくれたおかげで、人生がもっと面白くなったなあと思えてくる。

「だって、あなたの周りにはあなたの選んだ、あなたが素敵だなと思う人しかいないじゃない。」ある時、そんな言葉が飛んできた。母は私のことをよくみていた。

オンラインサロンが活発になっている様子を目にし、ふと思う。
確かによくわかる、安心感のあるコミュニティで話す方が、議論は進むし、広がりも大きいし、深いところで繋がれる人と出会える可能性が高い。

それでいいのかもしれない。むしろそれがいいのかもしれない。

おそらくは人生において、自分と合う人と付き合うこと、合わない人と距離を取ること、それはとても、必要なことだ。自分の身を守るために。より豊かに暮らすために。だからこそ、自分の身を置く場所を選ぶ力だって、すごく大切な生きる力なんだと思う。

でも、自分の世界にはないものが塀の一歩外にはあることに、少しの意識を向けるくらいの気配りはあっても良いかもしれない。それは誰かのためというより、自分のために。避けてきたことだけど、そこにも何か、豊かさに繋がる何かがあるような気がする。

好きな人に囲まれ、高い高い塀を作りながらいうことではないだろう。
今はまず、目の前にできた窓のない塀に小さな覗き穴を開けるくらいがちょうど良いかもしれない。

#エッセイ #暮らし #人付き合い #オンラインサロン #仲間 #友だち #人生

最後まで読んでいただきありがとうございます。こうして言葉を介して繋がれることがとても嬉しいです。