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まだまだ続くよトレッキング

途中で眺めた田舎の風景はpeaceful でとてもゆったりした時間が流れていた。これのために参加したようなものだ。他の参加者と共に写真を撮ったり景色を楽しんだ。

そして2回目のトレッキングが始まる。他の参加者に、何ヶ月旅をしているのか聞いてみた。半年とか、2ヶ月とか、3ヶ月とか。それぞれ、クリスマスまでに家族のところに帰らなきゃいけないなどの事情があるようで、もしかしたらその後もまた旅するかも、と言う人もいた。

1ヶ月の私に比べてめちゃくちゃ長い。そしてほとんどみんな退職したとか、休職した人だった。東南アジアの、のんびりした人や村の雰囲気が好きで、旅をやめられないと言っていて、私も同じことを感じた、と話した。

滝に到着。しかし私は体を冷やしたくなかったので入らないことにした。他のみんなは暑いと言っていたけれど、石垣から来た私は常に少し涼しい高山の中のトレッキングでそこまで暑さは感じなかった。スイス出身の人が、「こんなので寒かったらスイス来れないよ!🤣」と冗談を言って滝に飛び込んだ。そりゃそうだ。

滝も見終えて疲労困憊。最後に残されたカヤック、やるかどうかめちゃくちゃ迷ったけれど、偶数にならないといけないとの都合だそうで結局参加した。じゃあやるか、下半身は使わないし。

ほんの10分であることは、確かにそうだったのかもしれないけれど、とても長く感じた。しかし川に沈む夕日に向かって、最後の力で漕いでいくというのはなかなかドラマチックな経験だった。

私が参加を渋っていたのを気遣ってか、カヤックが終わってから、「正直に言って、カヤックはどうだった?ミカ」と聞かれた。

「確かに楽しかった、疲れたけど」と答えると「今日は熟睡できるわね!」と彼女は笑った。

最後まで、あぁ、人生初のトレッキングがこのチームでよかったと実感したのだった。

その後二日間は予想通りの筋肉痛である。ちょうど旅の折り返し地点を迎えていたから、登り終えた山を遠くに眺めて、旅を振りっている。でもやっぱり思うよ。山は登るものではなく、眺めるもの。いくら山が美しいとは言っても、ね。

でこんなこといいながらまた来年も痛い目に遭いながら登るのかな。未来はどうも予測不可能だ


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