勝手に1日1推し 194日目 「劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦」
「劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦」監督:満仲勧 映画
号泣。
もう、オーケストラバックにタイトルが流れた時点で涙でスクリーンが滲んでしまってた!コンタクトが、コンタクトが。待ってた、待ってたよぉ。
翔陽と研磨の、あの出会いのオープニング。んもー、うるうる。烏vs猫の対比、両者の特性を如実に表してて、グッときました。
「強いと思うよ」って、泣いちゃうよね、黒尾!かっけ!最高でした!
疲れちゃった、ほんと。試合がリアル過ぎて、知らぬ間に息を止めてて苦しくなって息をする、の繰り返し。
この臨場感と没入感がハイキューのアニメ化の魅力ですね、絶対。
本作では、後半の研磨視点にやられた!息遣いもほとばしる汗もまるで自分。床を蹴る音、ボールをはじく音、私はそこにいた!はぁはぁ。疲労で倒れる、又は死ぬ。
他にも文字通り、崖っぷちの演出だったり、視野狭窄に陥る影山(TVアニメ)だったりも印象的で、映像化によって解像度が爆上がりしてるんだよなぁ。スピード感やパワー、緊張感と共に、その時の感覚までまるっと伝わってきます。
原作への尊敬と愛を感じるアニメ化&映画化ですよね!TVアニメで3期まで監督を務めた満仲さんが復活したことも喜ばしいです(やっぱり宮城県大会は格別だったりしますもんね)。
今回、終始低体温でローテンションな研磨の変化が本当に熱かった!!!たった1試合で、好敵手の存在で、こんなにも変われるのかって、肉体的にも精神的にもこんなにも大きく成長し、意識が変容するのかって、感激しちゃて涙が出ちゃってさ。うるうる。バレーが楽しくなって、限界まで疲れきって、好きって思えて嬉しいねえってなりました。研磨比重を高めた脚色、良かったです!梶さん、うまいなあ。あと、猫又先生一筋の黒尾、かっけ!
やっぱり結果が分かっていても手に汗握り鼓動は早打ちどきどきどき。猫又先生と烏養さん(じぃの方)のゴミ捨て場の戦いという絆に感謝せずにはおれませんでした。
もちろん、翔陽と影山の「鬼に鬼(金棒)」への成長も見逃せない。飛べなくても興味あるよ、翔陽に。スパイカーの前の壁を切り開くのがセッターだもの。飛べ!
試合で著しく成長する若者たちのなんと眩しいことか。青春じゃあ。
さて、天童さんが何だかんだって、烏野(翔陽?)ラブなのもいいです。同郷だからってだけじゃなくて、しっかり認めてるのが意外にスポーツマンシップで好きなんです。
からの、適格に、烏野vs音駒は、空中vs地上で粘り合ってるって、春高の解説者の解説を補足してて、そういう全面フォロー体制が信用できる(?)というか、裏切らないというか、作品に流れるバレー愛を感じてずっきゅんしちゃうんです。
チームによってカラーがあって、いろんなタイプの選手がいて、一律じゃなくて、それぞれが切磋琢磨しているんだっていうところにしっかり重きを置いているのが、いいなあって思うんです。
更には、現実に即した練習や試合、個人の個性や成長、葛藤が描かれているから、胸を打つんだよな。本当に素晴らしい。
心理描写から読み取る試合、解説から読み取る試合、説明くささはないのに、知らぬ間にバレー知識が得られてて、試合そのものを楽しめるまでに成長しているバレー初心者の読者。Yabai!サーブの重要性、セッターによる頭脳戦、止めるためだけに飛ぶわけではないブロック、この3点には感激しました。つっきー・・・。
実際の試合を観戦している時、この知識をひけらかしウザがられたものです。が、しかし今年もパリオリンピック観戦の際にひけらかす所存です。
話は戻って、そんなだから、経験者からしたらより当事者意識全開で読めて親近感がわく訳で、ものすごく楽しいよなって思います。試合運びについて、とか、自分は〇〇みたいなタイプだな、とか色々。うらやま。
故に全方位から愛される「ハイキュー!!」やはり最高だ!
「スラムダンク」を観た時も思ったけれど、どうしてスポーツってこんなにも胸を高鳴らせ、目頭を熱くさせるんだろう。かっこいい・・・。
まぁ、言われなくともって感じですが、おススメです。本当に良かったです!
鴎台戦も劇場版なの?楽しみすぎますね。
私なんかは、メンバーの卒業後まで示唆してくれるという新しさに震えたものです。ありがたやーって古舘先生に頭を垂れました。なので、その辺も映像化希望!
最後に1つ。今後鑑賞する方はやや前方で観るのがおススメです。より体感できます!脳へ酸素を運ぶ血液の流れに近づけます!
ということで、推します。
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