私を生きるということ

嬉しいことがあった時には、全部脳にメモしておいて
あの人に次会ったら教えてあげる予行練習
している間に嬉しさ、もくもく膨らんでった
脳に私を張り巡らせるあの人が、私の脳を張り巡るあの人が、
私がここを生きる実感だった

喜怒哀楽は淡々とこなされていく
嬉しいことも私の脳を跳ね返り続けるだけ
誰かと一緒に日々を歩むなんてそんな恐れ多いこと
自分をどう生きるかで一杯いっぱいだ

どこにだって歩いていけるけど
どこに向かって歩き出せばいいんだろう
今の私はとてつもなく自由で、不自由だ

私を切り取り線でちょきちょき周り切り取って
世界の外に放っぽたって、きっと誰の明日も変わらないんだろうな

私を生きるって、果てしのないことだなあ


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