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【プラスチック資材を持ち込まないひとも続々増えています🌱】貸し農園の区画デザイン、いろいろ。自然農?王道?芸術系?今回は自然栽培系についての情報を一部紹介。

農園利用者さんの区画を許可なく撮影したり、入ったりするのは禁止なので、写真や具体的な情報はなしに。農園内のパーツ写真を挿入しながらいきます。
わたしは大枠で、「農園アドバイザー」と呼ばれるのですが、内容は「自産自消アドバイザー(アドバイザーというかお手伝い役と自分では思っていますが)」です。

自分で自分の食べる分を作る、自分の人生を楽しくする、自分の人生を豊かにしたいという方の相談に乗りつつ、わたしが知っている一部の情報を提供するという感じです。あくまでも、誰かの人生のほんの一部の補佐のような感じです。すごく小さい役割です。

利用者さんそれぞれの区画の方針を決めるのはみなさんで、
その方向性について、ご希望があれば、ご希望のタイミングで、随時相談に乗ったりしています。

「できるだけ自然農(自然栽培)に近いかたちでやりたいのですが」という場合

プラスチック系の資材を使わず、(支柱やマルチなど)応用できるものを紹介します。
竹や笹、木の枝を支柱にする

木嶋利男先生の自然農法実習で。実際に竹を割る木嶋先生

草(枯草)マルチなどを使いながら、肥料やたい肥も自分で作りつつ、畑の栽培をまわします。

区画内の配置やデザインにこだわりたい場合には、育てたい野菜たちの相性などを共有しつつ、決めたりします。

木嶋先生は世界各国の畑の特徴をみせてくれます。支柱は木の枝。
プラスチック資材を持ち込まないオーガニックファームの紹介。デザイン、配置もとても勉強になります。


わたしが栽培について習った木嶋先生は、「基本的には、落ち葉と残渣で野菜はじゅうぶん育つ」と。

ニンジンやダイコンはほんとに、栄養(有機物、肥料)がほとんど要らない(元肥を入れなくてもよく育つ。特にたい肥はいらないんですねえ)野菜とよくわかります。
かちこちの土のなかでも真っ直ぐ育つので感心。

畑をはじめたばかりの栄養分の少ない土では、
ニンジン、ダイコン
サツマイモ
が簡単です。

マメは肥料が要らないと言うものの…


マメも肥料が要らないのですが、土に残留物などがあると圧倒的に育たない印象をわたしは個人的にもっています。経験則です。
有機物がなくてもマメは育つというのですが、有機物のない土だと小さく仕上がる感じもします。

話がちょっと逸れますが、マメは花が咲いたあと、水が不足するとカラサヤになります。カルシウムがなくてもカラサヤになります。

育っていない土ではサツマイモ栽培が圧倒的におすすめ。微生物が棲みつく


サツマイモを一度育てると、やたら土がよくなる感覚を何度も経験してきたのですが、木嶋先生が「それは、窒素固定菌が定着するから」と。教えていただきまして、とても納得しました。
土再生のためにはとにかく栽培、ですが、そのなかでも一発で土が変わるのがサツマイモ栽培です。木嶋先生は「三年も同じ場所でサツマイモをやったら、逆に芋がつかなくなる(=サツマイモは肥沃な土では収量が落ちる)」と言います。

つづく。