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本日のプレゼン〜初めての採血

こんにちは。

発達障害のある小学生の息子と絶賛いやいや期の娘

旦那と猫1匹と暮らすアラフォー嫁です。

トップの写真は

私が本日のランチのデザート、息子のパンケーキに描いたにゃんこです。

自分でもびっくりするくらい下手くそだったです。


もうすぐ4月


さて、春休みもぼちぼち折り返し地点ですね。

今まで保育園生活だった息子が初めて小学校に入り夏休み冬休みを経験して

HPの全てを持ってかれたあの頃…

今では出来うる限り児童ディに行ってもらうので少し楽にはなりましたが

世の中のお母さんがたのお気持ち…心に沁みます…

そんな我が家も春休み折り返し

今日はパートが休みなので息子氏もディはお休み

母がタスクをこなすべくバタバタ動き回るその横で

朝からYouTube三昧しております。


初めての経験、我が家の対処


息子氏、以前から鼻詰まりがひどくなることがあって

度々通院するもののなかなか改善せず

満を持して耳鼻科に行ったのは

まだ雪の残る頃だったでしょうか。

うちの息子氏の特性として、何事にも

見通しが立たないことへの不安

があり

初めて経験する事柄に対しての不安が強かったり

突然の出来事や予定変更を受け入れられなかったり

パニックを起こして大騒ぎになることもしばしば…

すでに、体も大きく声も大きい8歳男子

パニック状態になったらもう母でもなかなか手がつけられません。

そのため「耳鼻科に行く」という大いなるミッションのためには

親の側が出来る限りの根回しをしてからでないと行けなのです。

・どんな治療が予想されるのか?

・どんな器具を使うと思われるか?

・注射などはするかしないか?

こちらが思いつく限りの選択肢で

息子に事前のプレゼンを行うわけです。

私は有能な営業社員!なんて気持ちで

笑顔を絶やさず耳鼻科の素晴らしさを懇々と話す私…

あぁ、頑張ってるよ私…と心の中で涙を拭って自らを褒め称えながら

不安で泣きそうな息子の手を取り今日もプレゼンに勤しむのです。


初めての「アレルギー検査」を前に


1ヶ月前にインフルエンザにかかって以来

とにかく鼻づまりが酷すぎてかわいそうなほどでした。

春休み…ちょうど時間も空いたしって事で

本日受診となったわけです。が

前回の受診の際に医師から「いつかはアレルギー検査をした方が」と言われていたこともあって

今日はまず「アレルギー検査とはなんぞや」からプレゼンし始めました。

(実際の母のプレゼンの資料がこちら、絵心という才能が不足している)

そして彼が一番不安に感じている

採血はどうやってするのか?

これは私が昔、医療系の仕事をしていたこともあったため

実際の採血の方法を説明しながら手技(刺さないですが)を交えて話しました。

息子、この辺でもう涙が止まりません。

予想出来ない痛み、不安と戦ってるんだよね、わかるよ。

大丈夫大丈夫、まだ話してるだけだから

痛いとこ何もないから

だから落ち着いてくださいよ。

全てはこの不安を少しでも減らすことが第一です。


不安を抱える子どもたち


こういう不安は、もしかしたら発達云々の子達以外でもわりとあることかもしれませんね。

おそらくは普通の、いわゆる定型の子達にもあるだろう不安感の振れ幅が

発達に凸凹を抱える我が子のような子達にはとても幅広く且つ強く鳴り響くんだ

って事なのかなぁと思っています。

私自身は今のところ普通の子育ての経験がほぼないので、推測にすぎませんが^^;


私の中で考える私の役割について

子供が不安を抱えてるな、と思った時に

可能な限り不安を取り除き、見通しが立てられるよう言葉がけをして

本人が納得いくように後押しすること

これに尽きます。

まぁ毎度毎度上手くはできません、人間だもの。

時にはイライラして

「いいからさっさと行けやーー!!」と無理やり背中を押すこともあるし(これも時と場合によっては良い方向に進む場合もあるけど)

「いい歳して何パニクってんじゃ!(´Д` )!」と

理不尽に怒鳴り散らすことも。

いい歳してって…8歳に言うなよ大人気ない、って冷静な今なら思います…


ご褒美だってあったっていい


結論から言うと

これだけのプレゼンの末に気合と不安で向かった診察室では

ものの数分の診察で終了し、検査のけの字もなかったです。マジかよ。返してよあの時間。


少しさかのぼった病院へ向かう車の中ー

「やっぱり不安だなぁ、怖いなぁ」という息子に

「お母さんは検査することは必要だとは思う。でも無理強いはしないから、どうしても嫌なら今日はやめたらいい。でもいつかは必ずするからね。」

と声をかけました。

最終的には本人に決めてもらいます。おそらくはその方が本人も結果を受け入れてくれるので。

そして大事なことで

「不安になるのは当たり前、怖いのも当然、何もおかしなことじゃない。泣いたっていい。

でももし採血するとなったら、その時に暴れるのだけは危ないからそれだけは頑張って。

ほらお尻の穴に力を込めて!ふんって!!」

最後はおまけです。少しでも不安を笑いに変えたくて。

(しかしこんな声かけ…どなたかのお役に立つのでしょうか…どなたかのお役にたてたら本望です)


息子が選んだのは「今日がんばる」でした。

そうかわかった、ならお母さんも出来る限り頑張ろう。そして約束したご褒美

もし息子氏がそこまで頑張るなら、今日のお昼は息子の食べたいものを奢ってやる!

て事で

本日のランチはお寿司になったわけです。

息子は基本、ハンバーグとサーモン


結局ね、採血はなかったわけで

え…ということは、これどうすんの、ご褒美

ってなったんです、母が。

何もしてないのに外食も勿体ないし…なんて頭を悩ませたのは一瞬

いや!もう受診しただけでも頑張ったさ!

進級のお祝いでもあるさ!

何なら私も頑張った!!

それに一皿90円!!!(ありがとう、は○寿司さん)

いかのゆず塩、美味しかった。


長々と読んでいただきありがとうございます。

発達に凸凹を持つ子供との向き合い方は人それぞれですが、我が家ではこんな感じで日々思考錯誤しています。

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