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病気とうまく付き合う心の整え方

おはようございます、エミリーです。

久々に本の紹介をしたいと思います。

●『病気を治す感情コントロール術』感想

「病気は悪いもの」
「病気は100%治らないと治療が成功したとは言えない」
そう信じていました。

ところが、樺沢紫苑著『病気を治す感情コントロール術』を読んだら、
「必ずしも病気は悪いものではない」
「今よりもよくなることを目指せばいい」
そう思えるようになりました。

私は現在日常生活に困るような大きな症状はありませんが、
持病というと高血圧、アトピー、アレルギー性鼻炎、喘息があり、
症状が出たら病院に行き、薬を飲んでいます。
正直病院に行くのは時間もお金もかかるし、薬を飲み続ける生活も嬉しくはないので、本書で病気が改善するヒントがもらえたらいいなと思っていました。

また精神的には、
妊娠中に仕事の異動と子どものイヤイヤ期が重なった時に
かなり精神的に苦しい状態になりました。
病院には行きませんでしたが、うつ病に近かったような気がしますし、
そのような苦しい状況には2度と陥りたくないです。

私自身の病気の経験を踏まえて本書の中でよかったものを紹介していきます。

その前に、病気が治る人と治らない人の違い。

これってなんだと思いますか?
本書には次のように書かれています。

病気が治る人は、

病気を受け入れている
感謝・ポジティブな言葉が多い
人に相談できる
「苦しい」を表現できる
自分を認めて、他人を赦している
症状の良くなった部分に注目する


病気が治らない人はその反対です。

病気と闘い、抗っている
悪口・ネガティブな言葉が多い
「苦しい」を我慢する
自分を責める、他人を責める
症状の良くならない部分に注目する


これを読んで驚きました。
病気を治すには、
「こういう生活をした方がいい」とか
「こういう食べ物を食べた方がいい」とか
体のことだけではなく、実は心・感情次第ということなのです。

私は病気が治る人の反対のことをやっていました。

「30代で高血圧の薬を飲まないといけないなんて最悪。早く薬をやめたい」
「アトピーで体がかゆい。こうなったのは親が子どもの頃に牛乳をたくさん与えたからだ」
「咳は良くなったけど、鼻水がひどい。鼻炎の症状が出ると一日しんどい」
なんて考えていました。

では、どうすればいいのか。
特に印象に残った「闘わない」の中から3つご紹介します。

「闘わない」ことです。
本書では5つの闘わないが紹介されていますが、印象深かった3つを紹介します。

1つ目は「病気」と闘わないことです。
「病気は「敵」ではなく「味方」であるという」文章にハッとさせられました。
体が「これ以上無理をすると死んでしまいますよ」と黄色信号を出してくれているのです。

私は一度高血圧の薬を飲まなくていいほど改善していた時期がありました。
でも、育休があけてからの職場復帰後に再発しました。
慣れない仕事、夜はワンオペでの子ども2人の育児、休日は家事に追われ、全く休んだ気がしていませんでした。

でも血圧が上がったおかげで、このままではダメだと強く感じました。
夫も深刻に受け止めてくれて、なるべく早く帰ってきてくれるようになり、
休日はファミサポという安い金額で子どもを見てくれるサービスを利用することにしました。
また、頑張りすぎる性格でしんどくなったいたので、無理しすぎないように意識しています。

このようにして数ヶ月経ちました。薬を飲まなくていい段階までは行っていませんが、かなり改善してきています。

2つ目は「完全に治す」と闘わないことです。
完全に治すとは、病気になる前の状態に戻ることと考えてしまいがちですが、
病気を100%治すのはそもそも無理ですし、仮に病気になる前と同じ生活をしていたら結局再発してしまいますよね。

本書の「治る」の定義は、
「苦痛や痛みや不安が今よりも軽減、消失し、楽になる、症状がよくなる状態」です。
逆に完全に治すを目標にすると、「まだ治らない」という不安や不満がストレスにつながってしまいます。
なので、「今よりよくなる」を目標にすることが大事です。

私は本書を読んで、「完全に治さないといけない」というプレッシャーから解放されて気持ちが軽くなりました。
おそらく高血圧もアレルギー症状も根本的に治すことは不可能なので、完全に治すというゴールを叶えられないという絶望感を感じていました。

でも、「今よりよくなる」だったらできます。
実際、たまに症状が出るだけなので、「治っている」日もある。
そう考えると何もない1日が、
実は病気が治っている素晴らしい日と思えるようになりました。

3つ目は「薬」と闘わないです。
正直、薬に対して悪い印象を持っていました。
「薬は体に良くない」
「自分の免疫力で治さないと意味がない」
「この薬をずっと飲んでいたら将来悪い影響が起きるんじゃないか」

でも、本書には「薬は効果があると思って飲んだ方が効きやすい。飲んでも効かないと思って薬を飲むと効果はでない」と書かれていました。

プラセボ効果という言葉は聞いたことあるかと思います。
薬効成分のない偽物の薬を「よく効く薬です」と説明して飲んでもらうと改善効果が出るそうです。

効果があると思った方が効きやすいのはプラセボ効果で理解できますが、逆もあるなんて驚きでした。

ということは、薬に対してポジティブに捉えた方がいいですね。
私は「この薬によって症状がよくなり、自分の力で治す手助けをしてくれている」
と思いながら薬を飲むようにしました。

すると最初の悪い印象で薬を飲んだ時と比べて、薬を飲むという罪悪感みたいなものがなくなり、気持ちが楽になりました。


ここまで自分の経験をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

私自身、病気と闘って、悪口でストレスを溜める生活をしていましたが、
今は症状が改善し、感謝の気持ちすら持っています。

もし病気になったら、病気とは闘わず、受け入れ、感謝をしましょう。

でも、そもそも病気にならないように、普段から悪口を言わないようにし、感謝を心がけて過ごしましょう。

よかったら、『病気を治す感情コントロール術』を読んでみてください。

今自分が病気を抱えている方、
家族や友人が病気で苦しんでいる方、
今は健康だけど将来も健康でいたい方
にオススメです。




ありがとうございます

エミリー

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