トゥドゥル・ヴラディミレスクとワラキア蜂起
ワラキア蜂起以前のヴラディミレスク1780年頃、オルテニア地方のゴルジュ県ヴラディミリ村の自由農民(小貴族だったともいわれる)の家庭に生まれ、良い教育を受ける。青年期には家畜交易に従事しつつヴィディン総督パスヴァン・オウルによる侵略に対抗して作られたパンドゥール(民兵組織)に加入していた。
1806年の露土戦争(「第三次露土戦争」の呼称が用いられる)に際してはロシア側で参加し、功労により聖ヴラディミル勲章を受け取り、のち中将に昇進、ロシア軍の庇護とともにスルジェ(小貴族)の