僕の20代はほとんどが病気で終わってしまった。
『孤独の殻から抜け出せないでいるんだね』

そう言われた時『孤独』を辞書で調べたら
【頼りになる人、心が通じ合える人がいなく、ひとりぼっちな事】と書かれてあった。

自分で調べたくせに、かなり落ち込んだ。

頼りになる人はいるが、全てを分かってもらう事は難しい。
嫌われたくない一心で笑顔を振り撒いていた。

その為とても病人には見えないと言われ、社会から追いやられてきた。
ベッドから起き上がり、顔を洗い、歯磨きをして、着替えて…。
外に出るまでどれだけ時間がかかるか、理解してもらえる事はまず無かった。
どこでバイトをしても体調不良で休めば
シフトを減らされ、
早退して良いか聞くと鼻で笑いながら呆れた声で「はい、どうぞ」と言われた。

その呆れた顔と次の出勤の時の嫌味な態度で、僕はどれだけ悲しくて苦しい思いをしたか。

辞めさせる事が出来ない現代では、
辞めるように仕掛けてくる。
追いやられる。

シフトは徐々に減り月に1回になった。
その日も行けるかどうかなんて確約はできない。

健康な人でも人間いつ何があるか分からない。誰もがそうだと思う。

「バイトだし…。辞めたく無いけど、迷惑しかかけてないから辞めることにしよう」

僕の居場所はここには無い。

最後の出勤を終え、

「ありがとうございました。お世話になりました」と言ったら、
「お疲れ様でした」と顔も見ずに冷たく言い放たれた。

僕なんかを見るのも、嫌だったのだろう…。

そうして、社会からは追い出され、
親には「理解しようとも思わない」と言われ、もう楽になりたいと思い始めた僕は、ある事を思いついた。

「僕は、あと2人分の人格を形成する」
今後、働く時は
『嫌われたくない仮面を被った僕』

事情を知ってる人と会う時は
『普段の外用の僕』

家の中にいる時は、
『無表情で何も発さない僕』

それがきっと一番良いんだ。

出来る事は、いかに存在感を無くすように化けるか。
また、履歴書の書き直しか…。
⬆️
不快に思った方、大変申し訳ございません。

ありがたい事に私に突然、
「あのさ…」と、話してくれました。
本人の許可をもらい、小説風にしてみました。
少しでも心救われる人がいてほしいと。

こんなことを考えてしまうなんて、寂しいな。
心の障害・病気は水面下になりすぎている。
もう少し浮上させてほしいという私の勝手な願いです。
元気に見えて何がダメなのか全然分からない。
落ち度なんてなんにもない。
だって、そういう契約で働いているのだから。
どこで働くにしても、きちんと『障害者』と伝えてるよね？
どうしてこんなにストレスに敏感にならなければいけないのか。
どうして思い切り呼吸ができてないの？
どうしてもっと生きやすい世の中じゃないのかな。
絶対におかしい。
他の人より真面目なのに。

『味方でいること』
『好きでいること』
『話を聞くこと』

自分はそうでありたい。
でもこれは、気持ちの問題だったりと人それぞれで。
求めてない人だってもちろんいる。
私には何ができるのだろう。
ありのままで凄く魅力的なのに。
その方がいくら存在感を無くそうとしても、
私は探し続けますが。

あとは何ができるのでしょうね…。
悔しいな。
とにかく、今の環境は大丈夫だからね。

勇気のいる記事を書かせていただきました。

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